長男の苦手なこと:やることの整理や、「書く」行為。トライ・アンド・エラーで方法を見つけていく
長男が高校へ行けなくなったので、通信へ転学したいと考え、準備をしている。やることがけっこうたくさんある。
転学先の高校の願書を取りに行く。
併願する高校の願書を取りに行く。
今の学校に書類を用意してもらう。(それを取りに行く)
提出書類を用意する。
試験勉強をする。(試験勉強の計画を立てる)
彼に提出書類を記入してもらっていると、手が止まった。志願理由が、書けない。
以前「こういう内容を書けばいいんだよね?」と長男はさらりと言っていたので、書けるだろう、と思っていた。ただし、「なぜこの学校か?」というところが弱いので、転学先について調べてから考えるという。だが、パンフレットやYouTubeをまず見てからと思っていたが、なかなかやらない。
「いつやるの」「明日」と言う日が何日か続いた。私は「いろいろやることがあるのに」と気が気じゃない。
だから「やることを書いて日付を決めよう」と考えた。全部リストアップして、やる日にちを書いてもらった。

ところが、自分が決めた日になると、志願理由がやっぱり書けない。
さらに、学校へ書類を取りに行く日になると、屍のようになってしまい行けない(私が行った)。
あのとき、さらりと話していた内容を書けばいいだけなのに、どうして書けないのか。YouTubeを見るだけが、どうしてできないんだろうか。先日は先生との面談にひとりで行けていたのに、なぜ書類を取りには行けないのか。わからない。
彼の代わりに書類を取りに行き、帰る途中、自分の怒りやイライラや焦りや不安をなだめきれないまま考えた。
「カード式のToDoリストにしてみよう」
名詞サイズのカードを用意して、ホワイトボードに月~日の日付を書き、カードに書いたToDoをマステで貼っていくのはどうだろう。
彼に提案してみると、すんなりやってくれた。

次の日、一緒に病院へ行く途中で、一緒にYouTubeを見た。電車の中で、大事だと思うところをノートにメモしてもらった。彼が1人でできないなら、一緒にやってみるしかない。
志願理由はやっぱりやりたくなさそうだったが、私はひらめいた。
彼は「書くこと」がとても苦手だ。以前作文の練習をしてできたことがあったから甘く見ていたが、そのときからずいぶんブランクがある。いまや、できなくなっているのかもしれない。
彼が好きなカフェに寄って甘いドリンクを飲みながら、「とりあえず、どんな内容を書くか話してみようか。じゃ、志望理由言ってみて?」と言った。彼は「ええと」と話し始める。聞きながら、私がメモをする。足りない部分には「~なのは、どうして」と私が質問し、彼が答える。するとものの数分で、原稿の下書き(箇条書き)ができた。「じゃあこれを『ですます』にすればできあがり。できるじゃん」と言った。彼は「そりゃできるでしょ」って顔をしていたけれど……オイ!

いろいろ言ってもやってもできなかったが、ひとまずいろいろとトライアンドエラーをして突破口が見つかった。「彼の話を私がメモする」を何度か試して、慣れてきたら自分で音声入力すればいいのではないか。そういう希望が見えてきた。
彼はこれからも、人よりできないことがあって、やり方を考えなくてはいけないんだと思う。それを手助けしていければいいかな、と思う。
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