40代半ば、スニーカー通勤を始めたら世界が少し変わった。
スニーカー通勤、始めました。
40代半ばになるまで、通勤にスニーカーを履いたことがなかった。
なんとなく、「通勤=パンプス」だと思い込んでいたからだ。
前職のJTCでは、オフィスカジュアルの基準がおおよそ決められていた。とはいえ、正社員だけでなく非正規社員も多く、実際には人それぞれだったように思う。
私が新入社員だった頃は、研修で「通勤はヒールのパンプス」が当たり前と教えられた。時代の流れとともにフラットパンプスは受け入れられるようになったものの、私の中では「通勤にスニーカー」はどこか抵抗があった。
そんな考えが少し変わった出来事があった。
子どもの習い事の保護者の集まりで周りを見渡すと、多くの方がスニーカーやサンダルを履いていた。特に若いお母さんたちは、ほとんどがスニーカーだった。
そのときふと、
「あれ、パンプスにこだわっているのは私だけなのかもしれない」
と思った。
さらに別の日、銀座を歩いていると、一人の女性が目に留まった。シンプルな服装なのに、足元のスニーカーだけが不思議と洗練されて見える。その姿がとても素敵で、思わず目で追ってしまった。
帰宅後に調べてみると、それはOnの「Cloud 6」。
数日悩んだ末に購入した。
実際に通勤で履いてみると、その快適さに驚いた。
足裏への負担が少なく、一日歩いても疲れにくい。駅で少し走ることになっても全く苦にならない。
「こんなに違うんだ。」
もっと早く履けばよかった、と素直に思った。
今振り返ると、私は「通勤はパンプス」という固定観念に縛られていたのだと思う。
もちろんTPOは大切だけれど、時代は変わるし、自分の価値観もアップデートしていい。
ファッションも働き方も、「昔はこうだった」にとらわれる必要はない。
40代半ばになった今だからこそ、少しずつ新しいものに挑戦していきたい。
たった一足のスニーカーだったけれど、足元だけでなく、考え方まで少し軽くしてくれた気がする。
