おっちょこちょいにもほどがある。
私は、自他ともに認めるおっちょこちょいである。
気をつけてはいるけれど、一生治らない。
⋯いや、あの世でも治らないと思う。
そんな私の、笑うしかないおっちょこちょい記録を
時系列で記します。
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【追記】
noteのアルゴリズムが、『今日のあなたに』と、こちらの記事を紹介してくれました。
失敗続きで凹んでいたので、他の方の記事を拝読し、元気をいただきました。私のような者でも、生きています。どなたかの励みになれば、と私も参加させていただくことにしました。
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① 高校1年の時、遠足で川に落ちた
遠足といっても、クラスの希望者と担任の先生で行く、こじんまりとした遠足だった。前日までの雨で、小川は増水していた。
「女子は、回れー。男子で自信のあるものだけ、石を跳べ。落ちるなよ」
── 行けるかも
行ってみたい
行こう
で、女子で私だけ、ピョンピョン跳んで渡った。
川の真ん中で、足が滑った。
バッシャーン
── 私、落ちた?
気がつくと首まで川の中で、アップアップしていた。
「つむぎー!落ち着け!浅い!立て!足が立つから、立て!」
男子全員が私を見ていた。
思ったより流れが急で、立てなかった。
「つむぎー!!!!!」
手を差し伸べてくれた先生も、一緒に落ちた。
先生に助けられた私は、一人の男子にジャージの上下を借りて、私の濡れた服は木に干されていた。
ブカブカのジャージで帰宅した時の母の顔が、忘れられない。
同窓会で再会した担任の第一声はこれだった。
「つむぎ!お前か。俺を川に落とした、つむぎか!」
② スキー場で
私は、スキーが大好き。
かたくなにスノボーはしない。できない。
会社仲間と長野県に行った日のこと。
吹雪の朝から、ようやく晴れた午後。
時間がもったいなくて、夢中で滑った。。
夕食の時、誰かが言った。
「ナイターに行く人、30分後に玄関集合!」
「行く、行く」
と答えたのは、女性では私一人だった。
ナイターゲレンデはホテルから少し離れていて、方向音痴の私は一人では行けない。慌てて食事をかけこみ、必死でついて行った。楽しかった。
部屋に戻ると、みんなはすでにお風呂も済ませ、お菓子を食べていた。
「お風呂、行ってくるね」
ヨロヨロと大浴場へ向かう。
やっと着いた、と思ったら、スリッパがぐちゃぐちゃ。
── お行儀わるいなぁ
スリッパくらい揃えようよ
中に入ったら、やたらガタイがいい。
── へぇ、スポーツする人ってこんなに筋肉質なんだ
私は弱っちいな
⋯⋯ ん? あれ? 川口くん?
川口くん、早かったね
それにしても、派手なパンツ
ハイビスカス?
えーーーーーーーーーーーーっ!!!!
か、か、川口くん⋯⋯!?
男湯だった。
私はロッカーに荷物を入れただけで、服を着たまま。
男の人たちは、たぶん全員、向こうを向いてくれていた。
私は、川口くんのパンツしか見ていない。
そそくさと静かに、気づかれないよう女湯に移動した。
湯船に浸かりながら、疲れも吹っ飛び、ドキドキがおさまらなかった。
③ 自転車で転倒 ─ その1
ある日、夫のスーツをクリーニングに出そうと、スポーツタイプの自転車のハンドルに袋をぶら下げて走った。鼻歌を歌いながら⋯。
突然、前輪に袋が引っかかり、後輪が浮いた。
私は見事に前方へダイブ。
スローモーションのように感じた。
自転車が私の上に降ってきた。
── やってしまった
顔面をアスファルトに打ち付けた。
「大丈夫ですか!救急車、呼びましょうか!」
通りがかりの車の人が、車を降りて駆け寄ってくれた。
血が止まらず、マスクまで真っ赤。
それでも私は「大丈夫です」と言って、自転車を担いで帰宅した。
鏡をみると、オカルト映画みたいに頭から流れた血が首までべったりだった。
止まらない血をタオルで抑えながら、整形外科まで車を走らせた。
午後の診察時間前だったが、受付の人が驚いて先生を呼んでくれた。
私は、すぐに後頭部を縫合してもらった。
あとは打撲だけで、歯も折れていなかった。
翌日、頭に大きなガーゼを貼ったまま出勤して、驚かれた。
「休めばよかったのに」と言われたが、締切があり、迷惑はかけられないと思った。
夫は、グシャっとひしゃげた自転車を見て
「つむぎ⋯。電動自転車が欲しい、と言ってたよね。これで堂々と買い替えられるね。転んだら壊れるかも、ちょっと転んでみよう!と転んだら、まさかの想定外の怪我になったな」
と言った。
④ 自転車で転倒 ─ その2
その日はお天気も良く、気持ちのよい朝だった。
ちょっと、いつもと違う道を走ってみよう、と思ってしまった⋯。
狭い上り坂。
前からスーツを着た若い男性が歩いてきて、避けたつもりがハンドルを取られて、右側の壁に激突して、吹っ飛んだ。
「大丈夫ですか!」
ヘルメットをつけていたので、頭は大丈夫。
電動自転車も大丈夫。
右肘と膝を打撲した。
今日も、休めない。
痛みに堪えながら、出勤した。
膝は、総務課の女性に消毒してもらい、バンドエイドを貼って勤務した。
── 痛い
非常に痛い
ズキンズキンする
キーボードが打てない
取り合えず、最低限の書類を作成し、上司に告げ、早退させていただいた。
以前、頭を縫ってもらった整形外科を受診。
先生は呆れ顔で言った。
「また、来たね」
今回は打撲で済んだ。やはりヘルメットは大事だ。
ただ、通勤経路が異なる、ということで労災認定が下りなかった。
ということは、健康保険。
夫の会社では、
「こんな壁にぶつかって、打撲だけということはありませんよ。病院にも一度しか通っていませんよね。本当ですか?」
と、健康保険もだめかも知れない。
「うちの奥さん、そそっかしんです。ヘルメットを被っていたし、骨だけは強いんです。骨密度検査をしたら24歳だった、といつも自慢しています」
そのひとことで、納得したらしい。
── そんな、簡単なものなの?
私のそそっかしい話をしたら、尽きない。
超大作になってしまうので、このくらいにさせていただきます。
夫は、よく言う。
つむぎの死因、不慮の事故にならないように!
増水した川を見に行って、亡くなった、
なんてことにならないように!
「はい、気をつけます!」
【あとがき】
今、拙い連載恋愛小説を書いています。
書いていると、突然エッセイが書きたくなる、
なんでだろう⋯
気分転換?
私の気分転換にお付き合いいただき、ありがとうございました。
