沖縄からの風便り67
気にかけてもらえた嬉しさ
主人はいつも
私をからかいます。
ユーモアがあるのかな?よくわかりませんが、最初の頃は反応していました。
でも今では、「またか」という感じで、すっかりスルーです。
私より娘の方が容赦なくて、
「お父さん、それ何回も聞いたよ。一回話したらいいよ。」
とツッコミを入れます。
私はそのやり取りを聞いて笑っています。
結局、主人の相手をしてくれるのは孫だけです(笑)。
そんな主人ですが、この間もやられました。
私はコンセント周りで少し困っていて、そのことを一言話したことがありました。
別にお願いしたわけでもなく、
ただの独り言の
ようなものです。
いつものことだから、
普通なら
気にも留めないでしょう。
私自身、その場で忘れてしまうくらいの話でした。
ところが一昨日。
家電量販店へ行った帰りに、
「これ買ってきたよ。これなら便利になると思うよ。」
そう言って渡してくれたのは、コンセントタップでした。
「あら? おぉ~!ありがとう。欲しかったの!」と大袈裟に喜びました笑
この年月は私を女優に仕立て上げました。しかし嬉しいものです。
そういえば以前、私が退院した時には、敷布カバーと布団カバーが私の好きなお花柄に替わっていました。
その後は、お茶碗と汁椀も、やっぱり私の好きなお花柄。
そして今回は、コンセントタップ。
①退院した時のお花柄の寝具。
②お花柄のお茶碗と汁椀。
③今回のコンセントタップ。
どれも「これがあると喜ぶだろうな」と思って選んでくれたものばかり。
痒いところに手が届く人だなあと、つくづく思います。
交際3年、結婚生活33年。
合わせて36年、主人を見てきました。
「男の人は結婚すると変わるよ。」
そんな話も聞きました。
確かに、しかし根本的な性格はあまり変わらないのかもしれません。
でも、人は歳を重ねることで変わる部分もあります。
若い頃は、喧嘩をすると主人はすぐ車で飛び出し、2時間くらい帰ってこないことがありました。
私はそれが本当に怖くて、「それだけはやめてほしい」と思っていました。
不思議なことに、歳を重ねるにつれて、それはなくなりました。
喧嘩をしても家にいる。
少し時間が経てば、何事もなかったように話しかけてくる。
根っこは変わらなくても、人への向き合い方は変わるものなのですね。
36年という時間の中で、主人は主人なりの優しさを育ててきたのかもしれません。
夫婦の形は人それぞれです。
それでも、長い時間の中で相手の優しさに気づく瞬間があるのだとしたら、その積み重ねも悪くないなと思っています。

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