【Wine ワイン】Mumm Grand Cordon NV
【王道シャンパン】マム・グラン・コルドン|贈り物にも最適な本格派の味わい
シャンパン選びに迷ったとき、失敗のない一本を選びたいですよね。
そんな方に強くおすすめしたいのが、フランスの名門メゾン **G.H. Mumm(マム)が誇るフラッグシップ、「Mumm Grand Cordon(マム・グラン・コルドン)」**です。
世界中のセレブリティやスポーツイベントで愛されてきたブランド力に加え、ピノ・ノワール主体の力強い味わいと、革新的なボトルデザインが魅力。大切な人へのギフトにも、自分へのご褒美にも最適な一本です。
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◆ Mumm Grand Cordonの魅力
• スタイル:辛口(Brut)シャンパーニュ
• ブドウ比率:ピノ・ノワール45%、シャルドネ30%、ムニエ25%
• 熟成期間:約20〜30か月(AOC基準を上回る贅沢な熟成)
• 味わい:柑橘や白桃のフレッシュな香りに、ブリオッシュやバニラの奥行き。爽やかさと力強さが同居する本格派。
• デザイン:赤いリボンをガラスに刻んだラベルレスボトル。テーブルに映える唯一無二の存在感。
特にこの**「赤い帯(コルドン)」**はマムの象徴であり、ギフトシーンで抜群のインパクトを与えます。
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◆ どんなシーンで選ばれているのか?
• 記念日や誕生日の乾杯に
華やかな泡立ちと切れの良さが、特別な瞬間をよりドラマチックに演出します。
• 結婚祝い・昇進祝いのギフトに
デザイン性とブランド力で、贈られた人に「センスがいい」と思わせる一本。
• ホームパーティーの主役に
モエやヴーヴとは一味違う選択肢として、ゲストに驚きを与えられます。
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◆ 料理との相性
• 寿司やカルパッチョなど魚介料理
• 鶏肉のソテーやクリーミーな料理
• 若いブリーチーズやカマンベール
シャンパン初心者から愛好家まで楽しめる、万能ペアリング型シャンパーニュです。
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◆ 他の有名ブランドとの違い
• モエ・エ・シャンドン(モエ・アンペリアル):華やかでフルーティー
• ヴーヴ・クリコ(イエローラベル):厚みのあるスタイル
• マム・グラン・コルドン:ピノ・ノワール主体の芯のある辛口。よりドライで洗練された印象
「少し大人っぽい辛口」を求める方には、マムがベストな選択肢です。
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◆ まとめ:買うなら今がチャンス
Mumm Grand Cordonは、味わい・デザイン・ブランド力の三拍子がそろったシャンパーニュの王道。
特別な日の乾杯はもちろん、大切な方へのギフトにすれば、きっと忘れられない時間を演出してくれるでしょう。
数あるシャンパンの中でも「安心して選べる一本」。
ぜひこの機会に手に取って、その魅力を体験してみてください。
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Champagne シャンパーニュ地方
県名
- Marne マルヌ
- Aube オーブ
- Aisne エーヌ
- Seine-et-Marne セーヌ・エ・マルヌ
- Haute-Marne オート・マルヌ
■プロフィール
パリから140kmほど東に位置する、フランスで最も重要な発泡性ワインの産地。寒冷な気候と白亜質の土壌から、他の国や産地では真似し得ない、独自の特徴をもつ発泡性ワインが出来上がる。シャンパーニュは産地の名前であり、ここで造られる発泡性ワインの名前でもある。
A.O.C.に認定されているブドウ畑の面積はおよそ34,000ha。マルヌ、オーブ、エーヌ、セーヌ・エ・マルヌ、オート・マルヌの5県に広がるが、その7割をマルヌ県が占め、次いでオーブ県の2割で他の3県に属するブドウ畑はごく小さい。そのブドウ畑を約15,000軒の栽培農家が耕作。1軒当たりの栽培面積は平均2.5haにも満たず、多くの農家が直接、あるいは協同組合を通して、メゾンと呼ばれるおよそ400の大手生産者にブドウを供給する形が一般化している。メゾンが生産するシャンパーニュの出荷量が全体の7割を占める一方、協同組合やレコルタンと呼ばれる栽培農家が生産したシャンパーニュの出荷量は3割にとどまる。
発泡性ワインの産地だが、ごく少量ながら非発泡性のA.O.C.コトー・シャンプノワもあり、南部オーブ県のレ・リセイ村では、非発泡性ロゼワインのA.O.C.ロゼ・デ・リセイが造られている。
■歴史
古代ローマ人により、シャンパーニュ地方にブドウ栽培がもたらされたのは4世紀頃と考えられている。中世になると修道士によってブドウ畑が広げられ、マルヌ川を利用して各地にワインが運ばれた。当時のワインは非発泡性のワインだった。寒冷なシャンパーニュ地方で造られる赤ワインは地理的に近いブルゴーニュの赤ワインの足元にも及ばず、やがて黒ブドウを白ワインのように仕込むヴァン・グリが主流となっていった。
発泡性ワインのシャンパーニュは、偶発的に英国で誕生したと考えられている。シャンパーニュ地方では寒さのために酵母が途中で活動を止め、発酵が中断されることがよくある。そのような状態のワインが樽詰めのまま英国に渡り、ガラス瓶とコルク栓の普及していた英国で瓶詰めされた。春が来て暖かくなると酵母が活動を再開。再発酵によって生じた炭酸ガスは逃げ場を失い、ワインの中に封じ込められる。こうして泡立つワイン、シャンパーニュが誕生したのである。発泡性のシャンパーニュについては1663年、英国の詩人、サミュエル・バトラーが「ヒューディブラス」の中に書き記し、1676年に書かれたジョージ・エサリッジの劇作「当世風の男」の中にもその描写がある。
発泡性のシャンパーニュが商業化されるのは、1729年に最初のメゾン、ルイナールがランスに創設されて以降のことである。この前年の1728年に国王ルイ15世は、ガラス瓶に詰められたワインの流通を許可した。それ以前は樽詰めのみ認められており、瓶内二次発酵が前提となるシャンパーニュの商業化は、事実上不可能だった。
その後、現在も残るシャンパーニュメゾンが次々とランスやエペルネを中心に創設され、瓶内二次発酵によって生じりる澱の除去や、瓶詰め前に加える糖分の計算法など、醸造法の様々な改良が試みられた。やがて英国、ロシア、アメリカへと輸出され、発泡性ワインはシャンパーニュ地方の一大産業に発展する。
最初にシャンパーニュ地方の境界線が引かれたのは1908年だが、このときは南部のオーブ県が含まれず、栽培農家やメゾンの間で大きな紛争に発展。軒余曲折の末、オーブ県も含める形でシャンパーニュ地方の境界線が確定したのは1927年のことであった。
■文化
シャンパーニュ地方はかつてのシャンパーニュ・アルデンヌ地域圏に属し、現在はアルザス・ロレーヌと併合され、グラン・テスト地域圏の一部となっている。
ローマ時代を偲ぶ遺跡として、フォーラム広場には地下柱廊の跡があり、ランス駅の東側ロータリーにはマルヌ門と呼ばれる記念門が立つ。
フランク王国の初代国王クロヴィスが、496年から511年の間にランス司教レミギウス(聖レミ)からキリスト教改宗の洗礼を受けた故事にちなみ、歴代のフランス国王はランスの大聖堂で戴冠式を挙行した。ゴシック建築の傑作とされるこの大聖堂は、1991年、隣接するトー宮殿や聖レミ教会堂とともに、ユネスコの世界文化遺産に登録されている。
またランスやエペルネ には、数多くのシャンパーニュ・メゾンがその拠点を置く。ランスの地下にはかつてローマ人が白亜質の石を切り出した跡があり、温度、湿度が理想的な状態に保たれるこの回廊を、シャンパーニュの熟成に利用している。2015年には、オーヴィレール、アイ、マルイユ・シュール・アイなどシャンパーニュ揺籃のブドウ栽培地も合め、「シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ」としてユネスコの世界文化遺産に登録された。
■経済
多くの河川が交差するシャンパーニュ地方は水運の利便性が高く、12世紀から13世紀には大市の開催でにぎわった。この地方を統治していたシャンパーニュ伯も、市場の保護に尽力を惜しまなかったという。
今日、農業の占める割合は大きく、大麦、小麦、ビーツの栽培やブドウ栽培のほかにも、林業や牧畜業に従事する人口は大きい。製造業ではニット製品において、国内生産の25%を誇る。オーブ県のトロワは18世紀から繊維産業で調い、ラコステやプティ・バトーが創業。現在もこの2社は製品の一部をトロワで生産している。
シャンパーニュの総出荷本数は、 2019年の2億9,734万本から、コロナ禍の影響により2020年は2億4,405万本まで減少した。2020年の輸出量は1億3,080万本で16.1%の減少。輸出額は26億ユーロで15.9%の減少だった。日本に対する輸出量も前年比24.5%減の1,080万本にとどまったが、それでもなお英国や米国に次ぐ、世界第3位の輸入国の地位を維持している。
■気候風土
シャンパーニュ地方はフランスのブドウ栽培地としてほぼ北限に位置し、年間平均気温は11度の冷涼な気候をもつ。実際には大陸性気候と海洋性気候が混じり合い、大陸性気候の影響が強い年には大きな霜害をもたらすことがある。日照時間は年平均1,680時間と少なく、年間降水量は平均700mmである。
マルヌ県のブドウ畑の多くは白亜質の母岩をもつ。この白亜(チョーク)は円石藻の化石からなり、ベレムナイトと呼ばれる軟体動物の化石を含むことがある。白亜は多孔質で、1㎥当たり300〜400ℓの水分を蓄えるほど保湿性が高く、乾燥した夏でもブドウの根に必要な水分を供給することができる。
ー方、オーブ県のブドウ畑はジュラ紀キンメリジャンの泥灰質土壌で、粘土の含有量が多い。オーブ県でもトロワの西に位置するモングーは、白亜質の土壌をもつ。
■ワイン生産量(出典:開戦用局(DGDDI)統計2020年度5種の数値の合計)
- ワイン生産量2,097,044hℓ(うちA.O.C.ワイン生産量1,759,689hℓ)
- ブドウ栽培面積33,050ha(うちA.O.C.ワインの面積33.992ha)
■主要ブドウ品種
[白ブドウ]
Chardonnay シャルドネ
主にコート・デ・ブラン地区やコート・ド・セザンヌ地区で栽培される。主要3品種の中では栽培面積が一番小さく、シャンパーニュ地方全体の28%にとどまる。シャンパーニュに繊細さと新鮮味を与え、長期熟成を可能にする。
[黒ブドウ]
Pinot Noir ピノ・ノワール
主にモンターニュ・ド・ランス地区とコート・デ・バール地区で栽培される。主要3品種の中では栽培面積が一番大きく、シャンパーニュ地方全体の39%を占める。シャンパーニュにボディと骨格をもたらす。
Meunier ムニエ
発芽が遅いため運霜の被害に遭いにくく、主にヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区で栽培されている。栽培面積の占有率は33%。シャンパーニュにフルーティさとしなやかさを与える。
そのほか、Arbanne アルバンヌ、Petit Meslier プティ・メリエ Pinot Blanc ピノ・ブラン、Pinot Gris ピノ・グリ(Fromenteau フロマントー)の4品種も、A.O.C.シャンパーニュの醸造に認められている。その栽培面積はすべて合わせても全体の1%に満たない。
■地方料理と食材
- Biscuit Rose de Reims ビスキュイ・ローズ・ド・ラン(17世紀に起源をもつランス名物のピンク色のビスケット。カイガラムシから抽出したカルミン酸で色付けする)
- Chaource シャウル(A.O.P.チーズ、牛乳、白カビ)
- Langres ラングル(A.O.P.チーズ、牛乳、ウォッシュ、上面にくぼみがある)
- Andouillette アンドゥイエット(トロワ名物の豚の内臓の腸詰)
■主要なA.O.C.ワイン
Champagne シャンパーニュ(発泡白、発泡ロゼ)
マルヌ県の212市町村、オーブ県の63市町村、エース県の39カ村、セーヌ・エ・マルヌ県の3ヶ村、オート・マルヌ県の2ヶ村に認められた、伝統的製法(瓶内二次発酵)によって造られる発泡性ワイン。白のほかロゼもある。
特定の村で収穫されたブドウを使用した場合には、Grand Cru グラン・クリュやPremier Cru プルミエ・クリュの表示が認められている。これはブドウの取引が公定価格で行われていた時代の名残りである。かつては村(クリュ)ごとに80〜100%の格付けがあり、その年の公示価格に対し格付けの比率を乗じた金額がブドウの売買価格とされた。つまりブドウ1kgの公示価格が10ユーロの場合、100%の村なら栽培農家はメゾンに10ユーロで売れるが、80%の村は8ユーロでしか売ることができなかった。100%の村は17あり、これらをグラン・クリュ、90〜99%の42ヶ村をプルミエ・クリュという。グラン・クリュとプルミエ・クリュのブドウを混ぜた場合でも、プルミエ・クリュと名乗ることが可能である。
Coteaux Champenois コトー・シャンプノワ(白、ロゼ、赤)
A.O.C.シャンパーニュの域内で醸造される、非発泡性ワインに与えられたA.O.C.。機械収穫は認められず、使用可能なブドウ品種もA.O.C.シャンパーニュに準じる。
Rosé des Riceys ロゼ・デ・リセイ(ロゼ)
シャンパーニュ地方南部オーブ県のレ・リセイ村で造られるロゼワインのA.O.C.。認められている品種はピノ・ノワールのみ。
[4大ブドウ栽培地]
モンターニュ・ド・ランス地区
ランスとエペルネの間に位置する、森に覆われた小高いの丘。この丘の北から東を回って南まで、裾野を取り囲むようにブドウ畑が広がる。原則としてピノ・ノワールの栽培が盛んな地区だが、東端の2カ村、ヴィレール、マルムリー、トレパイユではシャルドネの面積が大部分を占める。マイイ・シャンパーニュ、ヴェルズネー、ヴェルジーなど北向きのグラン・クリュではエレガントで引き締まったピノ・ノワールが、アンボネーやブージーなど南向きのグラン・クリュからは、力強くボディのしっかりしたピノ・ノワールが生み出される。
ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区
マルヌ川の両岸に広がる栽培地区。その名のとおり谷のため、遅霜のリスクが高い。そこで遅霜に強いムニエが主に栽培されている。南向き斜面となる北岸の方が条件的に恵まれており、非発泡性ワインの時代から銘醸地として誉れ高いアイはグラン・クリュの1つ。アイや隣接するマルイユ・シュール・アイでは、ピノ・ノワールの栽培が主流となっている。ドン・ペリニヨンが過ごしたオーヴィレールも、ピノ・ノワールの比率が比較的高い。
コート・デ・ブラン地区
エペルネの南に連なる丘陵地の東向きまたは南東向きの斜面。「白い丘」の名前のとおり、ほぼ白ブドウのシャルドネで占められている。
オワリー、シュイイ、クラマン、アヴィーズ、オジェ、ル・メニル・シュール・オジェのグラン・クリュが並ぶ。特にル・メニル・シュール・オジェのシャルドネは厳格なスタイルで、長期熱成向きのワインとなる。南部のヴェルテュには粘土質の土壌がみられ、10%近くをピノ・ノワールが占めている。
コート・デ・バール地区
南部オーブ県に位置する栽培地区。かつてはシャンパーニュ地方から除外されたり、第2地区の扱いを受けていたが、1927年にシャンパーニュ地方の一部として正式に認められた。現在はピノ・ノワールの供給地として、大手メゾンにとって欠かせない存在となっている。
白亜質のモンターニュ・ド・ランスとは異なり、土壌はキンメリジャンの泥灰岩土壌で、果実味のフレッシュなピノ・ノワールを生む。
[シャンパーニュの種類]
英 Non Vintage ノンヴィンテージ
仏 Non Millésimé ノン・ミレジメ
各メゾンの主力アイテム。厳しい気候のシャンパーニュでは毎年一定の品質を保つことが難しい。そこで過去に収穫したワインを取り置き、その年のワインとブレンドして品質の安定化を図ると同時に、メゾンのスタイルを打ち出す。過去の取り置きワインを英語でReserve wine、フランス語でVin de Réserve ヴァン・ド・レゼルヴという。複数の収穫年のワインをブレンドするため、ノンヴィンテージ=収穫年無表示となる。
規定では二次発酵のための瓶詰めから最低15ヵ月間出荷してはならず、また瓶詰めから澱抜きまで最低12ヵ月間の瓶内熟成期間が義務付けられている。
ヴィンテージ
英 Vintage
仏 Millésimé ミレジメ
優良年や特徴的な年に造られる、単一収穫年のシャンパーニュ。二次発酵のための瓶詰めから最低36ヵ月間の熟成を経て出荷される。
英 Prestage Cuvée プレステージ・キュヴェ
仏 Cuvée Prestige キュヴェ・プレスティージュ
各メゾンのフラッグシップ。その多くはヴィンテージであり、特に秀逸な収穫年が選ばれる。グラン・クリュやプルミエ・クリュなど、高品質のベースワインを厳選してブレンド、あるいは反対に、特定の小さな区画のブドウのみを用いて造られる。特に法的な規定はないが、熟成期間は通常のヴィンテージよりも長く、10年以上の熟成を経たものも少なくない。
ロゼ
英仏 Rosé
色の濃淡はそれぞれだが、基本的にピンク色に色着けされたシャンパーニュ。発泡前のワインの色着けは①黒ブドウを直接圧搾する方法、②黒ブドウの果皮を一定時間果汁に漬け込むマセラシオン、またはセニエ、③白ワインに適量の赤ワインを混ぜるアッサンブラージュ(ブレンド)のいずれかによる。
ブラン・ド・ブラン
仏 Blanc de Blancs
白ブドウのみから造られたシャンパーニュ。原則としてシャルドネのみから造られたシャンパーニュを指す。ごくまれだが希少品種(アルバンヌ、プティ・メリエ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ)が用いられることもある。
ブラン・ド・ノワール
仏 Blanc de Noirs
黒ブドウのみから造られた無色のシャンパーニュ。ピノ・ノワールやムニエの色素は果皮にあるため、上手に圧搾しいてきて果皮と果汁を分離すれば色着かない。語彙的には2つの黒ブドウの両方が使え、ムニエ100%もあり得るが、一般的にはピノ・ノワール100%が多い。
[甘辛度表示]
シャンパーニュにかかわらず、多くの発泡性ワインは澱抜き後に糖分添加(ドザージュ)を行い、味わいを調整する。表示と残糖度の値は下記のとおり。
ドゥー Doux 50g / ℓ以上
ドゥミセックDemi-Sec 32〜50g / ℓ
セックSec 17〜32g / ℓ
エクストラ・ドライExtra Dry 12〜17g / ℓ
ブリュットBrut 12g / ℓ未満
エクストラ・ブリュットExtra Brut 0〜6g / ℓ
残糖3g / ℓ以下、または全く糖分添加をしていないものには、Brut Nature ブリュット・ナチュール、Pas Dosé パ・ドセ、Dosage Zéro ドザージュ・ゼロの表示も認められている。
[生産者の登録業態とその略号]
シャンパーニュの生産者はその業態に応じてCIVC(シャンパーニュ委員会)に登録されている。ラベルにはその略号が記載される。
NM
Négociant-Manipulant ネゴシアン・マニピュラン
原料となるブドウを他者から購入し、シャンパーニュを醸造する生産者。いわゆるメゾンである。メゾンもブドウ畑を所有するが、それでは賄いきれず、他者から購入するのが通例。
RM
Récoltant-Manipulant レコルタン・マニピュラン
自社畑で収穫されたブドウのみを用い、自らシャンパーニュの醸造も行う栽培農家。一部のブドウをメゾンやコーペラティヴに売ることもある。
CM Coopérative de Manipulation コーぺラティヴ・ド・マニピュラシオン
加盟する栽培農家が持ち込んだブドウを原料として、醸造から販売まで行う生産者協同組合。
RC
Récoltant-Coopérateur レコルタン・コーペラトゥール
協同組合にブドウを持ち込み醸造を委託。相当量のシャンパーニュを買い取り、自社銘柄で販売する栽培農家。
SR
Société de Récoltants ソシエテ・ド・レコルタン
一族の所有するブドウ畑で収穫された原料を用いてシャンパーニュを醸造、販売する栽培農家。
ND
Négociant-Distributeur ネゴシアン・ディストリビュトゥール
完成したシャンパーニュを購入し、自社ブランドのラベルを貼って販売する流通業者。
MA
Marque d'Acheteur マルク・ダシュトゥール
スーパーマーケットやレストランなどのプライベートラベルが貼られたシャンパーニュ。
[シャンパーニュの醸造方法]
収穫
英 Harvest ハーヴェスト
仏Vendange ヴァンダンジュ
シャンパーニュ地方では房の状態で収穫することが義務付けられている。その構造上、機械は粒の状態で収穫するため認められず、従って事実上、手摘みに限られる。シャンパーニュ地方のすべてのブドウを収穫するのに、毎年延べ12万人にものぼる収穫人を要する。
圧搾
英 Pressing プレシング
仏 Pressurage プレスュラージュ
収穫の済んだブドウはただちに圧搾場に運ばれ、搾汁される。圧搾は通常、クリュごと、品種ごとに分けて行われる。4,000kgのブドウから2,550ℓの搾汁が認められており、最初の2,050&をCuvée、次の500gをTailleと区別する。キュヴェは酸の豊富なピュアな果汁であり、長い熟成に耐え得る。一方、タイユは酸が少なく、フルーティだが熟成向きではない。
果汁清澄
英 settling セトリング
仏 Debourbage デブルバージュ
圧搾により得た果汁をタンクに入れ、12〜24時間静置し、果汁に含まれていた不純物(果皮の欠けらや種子など)を沈殿させる。その後、果汁を発酵タンクに移し、残った不純物は記録のうえ蒸留に回される。
アルコール発酵
英 Alcohol Fermentation アルコール・ファーメンテーション
仏 Fermentation Alcoolique フェルマンタシオン・アルコック
清澄の済んだ果汁を別の容器(ステンレスタンクや木樽など)に移し、ー次発酵=アルコール発酵が行われる。
マロラクティック発酵
英 Maioiactic Fermentation マロラクティックファーメンテーション
仏 Fermentation Malolactique フェルマンタシオン・マロラクティック
アルコール発酵後、任意でマロラクティック発酵を行う。新鮮味を残すため、マロラクティック発酵を避ける生産者もいる。
調合
英 Blending ブレンディング
仏 Assemblage アッサンブラージュ
品種やクリュの異なるワインを組み合わせる。ノンヴィンテージの場合は過去の取り置きワイン(英 Reserve wine リザーヴ・ワイン、仏 Vin de Réserve ヴァン・ド・レゼルヴ)も加え、品質の安定化とスタイルの普遍化を図る。
瓶詰め
英 Bottling ボトリング
仏 Tirage ティラージュ
調合の済んだワインにLiqueur de Tirage リキュール・ド・ティラージュ
を加えて瓶詰めする。このリキュールはワインに糖と酵母を加えたもので、摂氏20度で6気圧の炭酸ガスを得る場合、24g / ℓの糖分が必要となる。瓶詰めは収穫翌年の1月1日以降に行われる。
瓶内二次発酵
英 Second Fermentation in Bottle セカンド・ファーメンテーション・イン・ボトル
仏 Deuxième Fermentation en Bouteille ドゥージューム・フェルマンタシオン・アン・ブテイュ
瓶詰めは王冠での密栓が大半だが、コルクと留め金を使用する場合もある。リキュール・ド・ティラージュにより瓶の中で再び発酵が起き、炭酸ガスが発生。密栓されているため、逃げ場のなくなった炭酸ガスはワインの中に溶け込む。24g/ ℓの糖であれば6気圧のガス圧を得ると同時に、アルコール度数も1.2%上昇する。発泡工程後のシャンパーニュのアルコール度数は、13%を超えてはならない。
瓶内熟成
英 Maturation on lees アチュレーション・オン・リーズ
仏 Maturation sur lies マチュラシオン・シュール・リー
ニ次発酵後のシャンパーニュはボトルを水平にして、暗く、涼しい熟成庫に保管される。熟成期間はノンヴィンテージで15カ月以上(そのうち澱とともに熟成させる期間は最低12カ月)、ヴィンテージで36カ月以上と定められているが、多くの生産者が規定以上の熟成期間をとっている。ニ次発酵で生じた澱がボトルの壁面に沈殿。澱とは役目を終えた酵母であり、これが自己消化を起こしてワインの中に溶け込んでいく。ワインはまろやかになり、複雑な香味が醸成される。
動瓶
英 Riddling リドリング
仏 Remuage ルミュアージュ
熟成後、瓶内に残った澱を取り除くため、動瓶と呼ばれる作業を行う。Pupitre ピュピートルと呼ばれる穴の空いた木の板にボトルを刺し、毎日ボトルを8分の1、ないし4分の1ずつ左右に回転させながら、水平状態から徐々に傾斜をつけ、最終的に倒立させる。こうして澱をすべて瓶口に集める。現在はGyropalette ジャイロパレットという機械がその役目を担っているが、この機械に適合しない特種ボトルや大型ボトルの場合、今でもピュピートルが用いられる。
澱抜き
英 Disgorgement ディスゴージメント
仏 Dégorgement デゴルジュマン
動瓶によって瓶口に集めた澱を取り除くため、倒立状態のボトルの瓶口をマイナス27度の溶液に浸し、澱ごと凍らせる。その後、王冠を抜栓すると、瓶内のガス圧により凍った澱の塊が飛び出す仕組み。これらの作業は現在、以下のリキュール添加、打栓まで自動化されている。ただし今なお手作業による澱抜きにこだわる小さな生産者も存在するほか、コルクと留め金によって密栓されたシャンパーニュは手作業が不可避である。
糖分調整
英仏 Dosage ドザージュ
最終的な甘味調整のためLiqueur d'expeéditionリキュール・デクスペディシオンまたはLiqueur de Dosage リキュール・ド・ドザージュと呼ばれる液体を、澱抜き後のシャンパーニュに添加する。この液体は糖分を加えた、ブレンド済みのワインや特別に調合されたリザーヴワインなどで、残糖量に応じて甘辛度をラベルに表示する。甘辛度表示については別項を参照。
打栓
英 Corking コーキング
仏 Bouchage ブシャージュ
澱抜きとリキュール添加の後、速やかにコルクを打ち込み、全属製の止め板と針金を組み合わせたMuselet ミュズレで固定する。糖分調整のリキュールが馴染むまで充分寝かせてから出荷する。
参考資料 日本ソムリエ協会教本、隔月刊誌Sommelier 、J.S.A Sake Diploma
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