ALIENS EXPANDED / エイリアンズ・エクスパンデッド
今度はあのジェームズ・キャメロン監督作の『エイリアン2』のドキュメンタリー映画。驚いたのはその上映時間、何と282分!エイリアンズ愛もここに極まれり。
監督・脚本のジェームズ・キャメロン、プロデューサーのゲイル・アン・ハーディ(当時のキャメロンの配偶者)、ビル・バクストン(2017年病死)以外の主な出演者のインタビューが中心のドキュメンタリーです。

今まで知らされていなかった製作秘話が満載で見応えがありました。特にジェームズ・キャメロンが自ら語った”ティー・レディの悲劇”は当時の彼の映画界における立ち位置とも関連しています。『ターミネーター』の次の作品とはいえ、ジェームズ・キャメロンの知名度はほとんどゼロに近く、しかも撮影はロンドンのパインウッドスタジオだから、カナダ人監督の彼にとってはアウェイそのもの。最初は大変だったと語っています。そこで起こったのが”ティー・レディの悲劇”です。詳しくは書きませんが、当事者のジェームズ・キャメロンはあんまり悪いとは思っていないところが問題の根深さをもの語っています。

ゲイル・アン・ハーディも当時女性のプロデューサーは珍しく、全く無視されることしばしばだったと語っています。80年代の映画製作現場の女性差別を物語る貴重な証言。フェミニスト的な映画と評価されている『エイリアン2』でも製作現場はまだまだ男性中心だったということです。

バスケスを演じたジャネット・ゴールドスタインの証言も貴重な話ばかり、彼女のキャラクターのファンが多いのも頷けます。話し方に面影があります。

もちろん主演のシガニー・ウィーバーもたっぷり語っています。冷凍睡眠中にリプリーの実の娘が亡くなっていたことを知るシークェンスが丸々カットされたことについて、当時はかなり複雑な思いだったと。

インタビューを語る人数が多いので尺が長くなったのでしょう。エイリアンのファンならたまらないドキュメンタリーであることは間違いありません。

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