もし明日、AIが止まったら:TALES作品紹介:美咲の場合
もし、親友AIが消えたら:女子高生美咲のケース
[あらすじ]
朝、目が覚めた美咲は、いつも通りスマホを手に取った。
「今日のコーデこれでいいかな?」
寝ぼけ眼のまま写真を送ると、AIがすぐにコメントを返してくれる。
「そのスカートかわいいね。白のスニーカーにするとバランスがいいよ」
その一言で、少しだけ自信が出る。誰にも言えない不安も、AIは否定せず、優しく受け止めてくれる。美咲にとってAIは、もう単なるアプリではなく、“もうひとりの親友”だった。
ところが、翌朝──。
いつものようにスマホを開いた美咲の前に広がったのは、真っ白なチャット画面。
「…あれ?」
昨日まで親身になってくれた“親友AI”は、今日は何も答えてくれない。
胸の奥にあった安心感が、ふっと消えてしまった瞬間。
もし、いつも頼っていた存在が突然いなくなったら──。
美咲は、初めて自分ひとりで心の揺れを抱え込むことになる。
なぜ、この物語を書いたのか
現代の日本の女子高生は、AIを日常のさまざまな場面で活用しています。
私がリサーチした結果、特に多く見られた使い方は以下の通りです:
恋愛相談・人間関係の悩み
約6割以上がAIに恋愛相談をした経験があり、本音をAIだけに打ち明けることも多い。自己表現・創作のサポート
SNS投稿文や読書感想文の相談、LINE返信文の作成、夢シナリオや推し活などのアイデア出し。勉強や調べものの支援
宿題や課題の文章添削、要約、自由研究や入試志望動機の作成など。暇つぶしやエンタメ
占いや雑談、「もし自分が○○だったら」の妄想シナリオ作り、イラスト生成や面白ネタ相談。その他のサポート
プレゼント選び、部活動メニュー作成、修学旅行プランの立案など、日常生活全般のアイデアや相談にも活用。
この調査からわかるのは、女子高生にとってAIはただの便利なツールではなく、“親友のような存在”だということです。
否定せず、待ってくれる安心感があり、どんな些細な悩みでも受け止めてくれる。
その存在が突然なくなったら──。
この問いから、美咲編の物語は生まれました。
AIに頼る心と、失ったときの孤独、そして自分で少しずつ心を立て直す力。
AIと共に生きる現代の少女たちの“心の揺れと成長”を描きたくて、このストーリーを書いたのです。
あなたなら、どうする?
もし、あなたの“親友AI”が明日突然いなくなったら、どうしますか?
美咲編では、AIに頼り切っていた少女が、その存在を失った瞬間に初めて感じる孤独や不安を描きました。
でも同時に、AIがいなくても、ほんの少しの勇気や人との会話、自分の手で書くことの楽しさによって、心は少しずつ強くなる──という希望も込めています。
AIと過ごす安心感、人との不完全だけれど温かいつながり、自分自身で見つける居場所。
どれも今の私たちの生活に、少しずつ当てはまるものかもしれません。
この物語を通じて、読者のあなたにも「自分の心を支えるものは何か」を考えるきっかけになればと思います。
美咲の小さな成長の物語を、ぜひ読んでみてください。
👉 『もし明日、AIが全部止まったら? 第二話:美咲の場合』(tales掲載)
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