権力は腐敗する〜〜教科書に書いてない政治経済学
政治と経済は切り離せない。だから経済学の教科書に書いてある回答通りにはならない。
権力は腐敗する、腐敗しなくても保身に走る
組織のトップや意思決定層は、悪意がなくても立場を得た時点で「保身」と「現状維持」に傾斜します。変化を起こして失敗するリスクよりも、何もしないリスクの方が個人にとって圧倒的に小さいからです。
これは個人の道徳観の問題ではなく、人間が権力を持った際に生じる不可避のインセンティブ構造です。
教科書に書いていない経済学:強制力と選択権の違い
教科書的な経済学は「効率的な資源配分」を語りますが、現実を分ける最も根本的な違いは**「逃げ場(選択肢)があるかどうか」**です。
* 政府: 法律と強制力(課税権など)を持ち、利用者に「買わない」「乗り換える」という選択肢を与えない(年金も社会保険も)。
* 企業: どれほど独占的に見えても、顧客には「買わない」「他社を選ぶ」という拒否権がある。
この「選択権の有無」こそが、両者の決定的な差を生み出します。
企業は決して「競争」から逃れられない
どれだけ巨大化した企業であっても、破綻の危険や市場からの淘汰に絶えず晒されています。顧客の支持を失えば売上は消滅し、新技術や代替サービスが登場すれば一瞬で市場から追い落とされます。
どれほど保身に走りたくても、市場という外部からの生存圧力を強制的に受け続けるのが企業の運命です。競争から完全に遮断されることは原理的にあり得ません。
「小さい政府」志向の唯一の理由
一方で、政府や行政機関には市場による淘汰圧力が働きません。事業に失敗しても破綻せず、どれだけ非効率や保身に走ってもサービスが存続し続けます。
「小さい政府」を目指す唯一にして最大の理由は、**「保身と現状維持に走った権力(政府)は、市場の競争圧力による自浄作用が一切働かないから」**です。
自浄作用のない組織に大きな権限や予算を預ければ、非効率は肥大化し続けるしかありません。だからこそ、淘汰の圧力(競争)が働く民間・市場にできる限り委ね、政府の介入範囲を極力小さく抑え込む必要があります。
こう言う話をすると「無政府主義」と混同されがちですが(笑)
国防や警察消防、インフラやセーフティネット、政府にしかできないことはもちろんあります
まとめ
手書き書類と和暦とFAXとフロッピーが残る職場。
競争が無く現状維持を優先しているとこうなる。
それから、いわゆるマスメディアも「権力」でしたね(過去形)。このままだとSNSとの競争に敗れて消えていくでしょう
