「どうせ無理」を脳は信じてしまう。感情より先に言葉を変える「セルフトーク」の力
「どうせ無理」
「自分には向いていない」
声に出さなくても、
人は一日中、
頭の中で自分に話しかけています。
この自分への言葉かけを
「セルフトーク」と呼びます。
実はこのつぶやきが、
感情と行動を左右しています。
言葉が先、感情は後

ネガティブな言葉は、
ネガティブな感情を連れてきます。
「無理だ」と口にすると、
無理な気分になり、行動が止まる。
順番はいつも、言葉が先で感情が後。
逆ではありません。
脳には、繰り返し聞いた言葉を
信じ込む性質があります。
「時間がない」「才能がない」と言うたびに、
脳はそれを事実として受け取ります。
だから、かける言葉を変えれば、
脳は少しずつ鍛え直せるのです。
「俺は最強だ」と言い続けた国枝慎吾さん
車いすテニスの国枝慎吾さんは、
メンタルトレーニングとして、
毎日鏡の前で「俺は最強だ」と言い続けました。
ラケットにもこの言葉を貼っていたそうです。
最初から最強だったわけではありません。
強いから言ったのではなく、
言い続けたから強くなった。
結果は歴史が証明しています。
パラリンピックでの金メダル
世界ランキング1位のままの引退
国民栄誉賞の受賞
「しなきゃ」ではなく「やる」と言い切る

では、どんな言葉に変えるのか。
まず「〜しなきゃ」をやめます。
義務の言葉は気持ちを重くします。
「〜しなきゃ」はノルマみたいなものですね。
代わりに「私はやる」と宣言する。
スタディリンクでは毎晩、
25分の学習を始める前に
「今からやること」を宣言してもらいます。
このとき、文字を打つだけでなく、
心の中で言い切ってほしいのです。
「今から数学の問題集をやります。やり切ります」
そして、言葉は具体的な一歩に落とす。
「頑張る」ではなく
「今日は数学を1時間やる」です。
小さな勝ちを、言葉にして拾う

もうひとつ、
できたことを自分に言い聞かせましょう。
単語を10個覚えた
眠くても机に向かった
25分だけでも参加できた
どれも立派な勝ちです。
「今日も勝った」と言葉にして拾う。
その積み重ねが、
「自分はできる」という感覚を育てます。
言うのが恥ずかしければ、
ノートに書くだけでもいい。
「来年の今頃には偏差値60に到達します」と、
実現したいことを書いておくのです。
保護者の方へ
前向きなセルフトークは家庭でも増やせます。
お子さんが達成した小さな一歩を、
「今日も机に向かえたね」と
言葉にして届けてみてください。
外から届いた言葉も、
やがて本人のセルフトークになります。
自分にかける言葉を選び直せば、
これからの毎日は確実に変わります。
今夜、机に向かう前に、
心の中で言い切ってみてください。
「今からやる。やり切ります」と。
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