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被害者が守られる社会
「被害者の母親が弁護士でも、学校や自治体はいじめを隠蔽する」
そんな話を耳にすると、正直、絶望的な気持ちになります。専門知識があり、法的な視点も持っているはずの家庭でさえ、学校との対話がままならない――。学校は保護者には介入できない壁を作っています。
もちろん、親の職業や肩書きによって対応を変えろと言いたいわけではありません。むしろ、本来は誰に対しても公平であるべきです。ただ実際は、学校と親交の深い地元の有力者の子どもが加害者だった場合、擁護されているというのも事実です。そうした不公平感が、さらに不信感を強めていきます。
学校の教員も人間です。自己保身や評価、出世を考えてしまう気持ちもあるのでしょう。しかし、そのために事実がねじ曲げられたり、隠されたりするのであれば、それは教育とは呼べません。守るべきは組織の体面ではなく、子どもの安全と尊厳のはずです。
これだけ「いじめ隠蔽」が社会問題として取り上げられているのに、なぜ根本的な改善が進まないのでしょうか。現場の問題だけでなく、制度そのものに課題があるのではないかと感じます。第三者がきちんと介入できる仕組みや、隠蔽できない構造づくりが必要だと思います。
文部科学省は、本当に現場を見ているのでしょうか。
見て見ぬふりをしているのではないか、と疑いたくなります。
まずは被害者が守られる社会であってほしい。その当たり前が実現されるまで、声を上げ続ける必要があると思っています。
