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それぞれの経験が教えてくれたこと

先日、数人の仲間が集まりました。
子どもが学校で被害を受けたこと、そして、その後の学校や関係機関の対応について、それぞれが経験したことを共有するためでした。

互いに話を聞いていると、一人ひとり事情は異なります。
学校でのいじめや暴力の問題。
事故やトラブル。
警察に相談した人もいました。
病院への通院が必要になった人もいました。

被害の内容も、子どもの状況も、それぞれ違います。
それでも共通している部分がありました。
それは、問題が矮小化されたり、対応する窓口によって説明が変わったりすることです。

「そんな話は聞いていない」
「確認できなかった」
「記録が残っていない」
そうした言葉を何度も聞かされたという人もいました。
もちろん、現場で働く方々も忙しく、一つひとつの案件に苦労しながら向き合っているのだと思います。
しかし、被害を受けた側からすると、自分たちの声がどこにも届いていないような気持ちになります。

助けを求めているのに、話が前に進まない。
相談したのに、また別の窓口を案内される。
長い間待たされた挙句、今度は違う説明が返ってくる。
そんな経験を重ねるうちに、多くの人が疲れ果ててしまいます。

今回集まった仲間たちも、決して特別な要求をしているわけではありませんでした。
誰かを厳しく罰したいわけでもない。
ただ、何が起きたのかを知りたい。
子どもを守りたい。
同じことを繰り返してほしくない。

その思いは皆同じでした。

組織というものは、なぜ問題そのものよりも、組織を守ることを優先しているのでしょうか。
もちろん、すべての学校やすべての機関がそうだとは思いません。真剣に向き合ってくださる方もたくさんいます。
だからこそ、本当に子どもを守ろうとしている人たちの声が埋もれてしまう現状は、とても残念に感じます。

改めて感じたのは、一人で抱え込まないことの大切さでした。
同じような経験をした人の話を聞くだけでも、「自分だけではなかった」と少し気持ちが軽くなることがあります。
そして何より、みんなの願いは同じでした。
子どもを助けたい。
ただそれだけです。
その当たり前の願いが、当たり前に実現できる社会になってほしいと心から思います。

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