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卒業したら「終わり」ではない

「卒業したら終わり」になってしまうケース。
学校としては勝手に終わらせて、一区切りをつけたいのかもしれません。
しかし、被害者の側からすると、加害者や被害者が卒業したら終わりという考え方、とても受け入れられるものではありません。

なぜなら、被害は卒業と同時に消えるものではないからです。
むしろ、そこから先の人生に長く影響を残します。心の傷は簡単には癒えず、人間関係への不安や自己否定感として残り続けることもあります。環境が変わっても、記憶は消えません。

それでも学校は、「もう卒業したから」と区切りをつけようとする。
その結果、何が起きるのか。問題は整理されないまま、責任も曖昧なまま、時間だけが過ぎていきます。

中には、明らかに見逃されていた問題もあるでしょう。
本来であれば対応すべきだった行為が、見過ごされたまま終わる。
いじめがなかったことにされる。
加害者を守るために、事実と違う説明がなされる。
そうした対応によって、被害者の心が大きく傷つけられてしまうこともあります。

そして、その思いを抱えたまま生きている人が、決して少なくないという現実。同じように苦しんできた人が全国にいると知ったとき、この状況が続いていることに強い違和感を覚えました。

「卒業したら終わり」――その言葉は、あまりにも軽い。
本当に終わっているのは、学校側の都合だけではないでしょうか。

卒業してからの人生の方が、ずっと長いのです。
その長い時間を、被害者は傷を抱えたまま生きていきます。
だからこそ、在学中の問題を曖昧なまま終わらせてはいけない。きちんと向き合い、解決する責任があるはずです。

被害者にとって、本当の意味で「終わり」と言える日が来る社会であってほしいと、強く願います。

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