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「元教員です」だけでは伝わらなかった——Edunextに参加して考えたこと


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「元教員です」


退職後、何度もそう自己紹介してきました。

たしかに、それである程度は伝わります。
学校で働いていた人。
子どもたちと関わってきた人。
授業をしてきた人。

でも、それだけでは、自分が何をしてきたのか、何を大切にしているのか、今どんな仕事をしているのかまでは、うまく伝わりませんでした。

「ライターです」と言っても、どこかしっくりこない。
「教材制作をしています」と言っても、それだけでは少し狭い。

自分の経験を、どう言葉にすればよいのか。
退職後、私はしばらくその問いに向き合っていました。

今回は、私の自己紹介とEdunextに参加した理由を織り交ぜながら、経験を「伝わる形」にすることについて書いてみたいと思います。


はじめまして。
今回、Edunextに新しく参加させていただくことになりました、ワクワクタックです。

私は、もともと公立中学校で25年間、社会科の教員をしていました。
退職後はフリーランスとして、教材制作、校正・校閲、教育ライティング、Webライティング、講座づくり、地域や協会の活動サポート、個人事業主向けのデジタルサポートなどに関わっています。

一言でいえば、学びや取り組みを「伝わる形」に整える仕事をしています。

教材や文章、講座の内容を、必要としている人に届く言葉や構成に整えていく。
そんな仕事だと、自分では捉えています。

「自分の経験なんて」と思っていた

自分の経験を言葉にすることには、ずっとためらいがありました。

「これは、自分語りになってしまうのではないか」
「まだ何かを成し遂げたわけでもないのに、書いてよいのだろうか」
「自分の経験なんて、誰かの役に立つのだろうか」

そんな気持ちが、どこかにありました。

教員として働いていたころも、毎日は本当に慌ただしく過ぎていきました。

授業づくり、子どもたちとの関わり、保護者対応、行事、校務分掌、同僚との連携。

目の前の仕事に向き合うだけで精一杯で、一つひとつを「経験」として整理する余裕はありませんでした。

でも、退職後に少しずつ自分の経験を言葉にしてみると、思っていたのとは違う反応がありました。

同じように迷っている人が読んでくれた。
近い経験を持つ人とつながった。
自分では当たり前だと思っていたことに、「それ、知りたかった」と言ってもらえた。

そのとき初めて、経験は自分の中にしまっているだけでは届かないけれど、言葉にすると誰かの選択肢になるのだと感じました。

自分では当たり前だと思っている経験が、誰かにとっては知りたかったことかもしれない。

そんな経験、あなたの中にもきっとあるのではないでしょうか。

Edunextの記事を読んで感じたこと

Edunextの記事を読んでいて印象に残ったのは、教員のキャリアを一つの道に閉じない記事が並んでいたことでした。

在外教育施設で働いた経験。
海外で暮らした経験。
教員を辞めて起業した経験。
副業に取り組んだ経験。
管理職や教育委員会で働いた経験。
学校の中で迷いながら働き続けている経験。

そこには、制度の説明だけではわからないリアルがありました。

なぜ、その道を選んだのか。
選ぶ前に、何に迷ったのか。
実際に動いてみて、何が見えたのか。
よかったことだけでなく、しんどかったことは何か。
それでも今、どう考えているのか。

こうした言葉は、今まさに迷っている人にとって、少し先の景色を想像する材料になります。

すぐに転職するかどうか。
副業を始めるかどうか。
海外に行くかどうか。
管理職を目指すかどうか。

すぐに答えを出す必要はありません。

ただ、選択肢を知っていることは、今のあなたを支える力になるかもしれない。

Edunextの記事に触れながら、私はそのことを強く感じました。



Edunextに参加した理由

私がEdunextに参加した理由は、ここに集まっている経験や言葉に、大きな可能性を感じたからです。

教員の経験は、一人ひとりの中にあります。
もちろん、あなたの中にもあります。
けれど、そのままではなかなか外には届きません。

言葉にすることで、誰かの視野が広がる。
記事になることで、身近に経験者がいない人にも届く。
一人の経験が、別の誰かの選択肢になる。

私自身、退職後に自分の経験を言葉にする中で、そのことを実感してきました。

だからこそ、Edunextという場で、教員の経験を学校の中だけに閉じず、必要としている人に届く形にしていくことに関わりたいと思いました。

そして、私がこれまで取り組んできた「学びや取り組みを、伝わる形に整える」という仕事も、Edunextの活動と重なる部分があると感じています。

## 経験を「伝わる形」にしていきたい

私自身は、Edunextに参加したばかりです。
これから多くのことを学ばせていただく立場でもあります。

そのうえで、私が大切にしたいと思っているのは、経験を「伝わる形」にすることです。

どんな経験を、誰に向けて、どのように届けるのか。
どんな言葉にすれば、必要としている人に届くのか。
どんな形にすれば、あなたの背中をそっと押せるのか。

経験は、言葉になることで、誰かの未来の選択肢になる。

まずは自己紹介を兼ねて、私がEdunextで大切にしたいことを書きました。

私のこの一歩が、あなたにとって「自分の経験を言葉にしてみる」小さなきっかけになれば、これほどうれしいことはありません。

これからは、私が教員経験を学校の外でどう仕事に変えてきたのか、教材制作やライティングの現場で何が生きたのかなど、私なりの試行錯誤のプロセスも少しずつ書いていきたいと思っています。

Edunextの一員として、皆さんと一緒に、経験の可能性を少しずつ広げていけたらと思っています。

これから、どうぞよろしくお願いします。

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