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メインボーカルじゃない人が歌う隠れた名曲集(花澤香菜が歌う「恋する感覚」は神曲です!!)

 今回は同僚通信第71号(2020年1月27日発行)からの再構成です。

1 SAVE THE LOVE(オフコース)     
2 一億の夜を超えて(オフコース)     
3 夜はふたりで(オフコース)        
4 君の倖せを祈れない(オフコース)   
5 終章(エピローグ)(チャゲ&飛鳥)   
6 シンデレラは眠れない(THE ALFEE)
7 そんなヒロシに騙されて(サザンオールスターズ)
8 Round at the night(LOOK)        
9  一秒一夜(安全地帯)  
10 レイニー・ドライブ(甲斐バンド)
11  CSA(ユニコーン)
12  人生は上々だ(ユニコーン)
13  ペーター(ユニコーン)
14  SUGAR SUGAR BABY(すかんち)
15  GOOD BYE MY SCHOOL DAYS(FUZZY CONTROL)
16 Wink Sniper(Base Ball Bear)
17 恋する感覚-feat.花澤香菜-(Base Ball Bear)
18  缶ビール(SCANDAL)


 1~4はオフコースですが、当然小田和正が歌っていない曲になります。バンドの経緯を考えると、1~3を歌う鈴木康博は本来バンドのメインボーカルの一人でした。しかし、シングルの表題曲を鈴木さんが歌うことはまれでしたし、「さよなら」の大ヒットでバンドの知名度が上がって以降はアルバムの収録曲でも鈴木さんの比率が下がっていました。だからこそ絶頂期に脱退したんでしょうけど。リアルタイムでオフコースを知らない世代にしてみれば、「オフコースは小田和正がかつて在籍していたバンド」という認識しかないと思います。

 1は、ライブバージョンで入れちゃいました。私が持っているスタジオ録音の音源の音質がいまいち気に入らないので。1980年発売の2枚組ライブアルバムに収録されている音源です。真っ白なジャケットの真ん中に“LOVE”とタイプライターみたいなフォントが小さめに印刷され、その”O”の部分を”i”に直しているデザインが印象的でした。元々は1979年発売のアルバム”Three & Two”(このアルバムから正式に5人編成のバンドになった)のB面1曲目で、高校時代の私はこの曲がめちゃめちゃ好きでした。小田和正ボーカルの曲以上に好きでしたね。でも、ベスト盤には1回だけ収録されましたが、その後何度か出ているベスト盤には入っていませんね。私はあのギターのリフが特に好きでした。大人になってからボストンの「ドント・ルック・バック」を初めて聴いた時に「あれ?これってSAVE THE LOVEに曲の構造がそっくりじゃん」って思いました。ボストンの方が1年くらい早いので、アレンジをパクったのはオフコースってことになりますが・・・。


2は、大ヒットアルバム”We are”(1980年暮れの発売)のB面1曲目でした。この曲はベスト盤にも必ず収録されているので、「オフコースって小田さん以外にもボーカルいたのね」と後世のファンに認知させる存在になっているかと。1もそうですが、わりとこの手のロック調の曲が鈴木さんの担当というのが5人編成になってからの印象ですね。ライブでも盛り上がる曲でした。


3は、かなりマニアックな曲で、オリジナルアルバムには収録されていません。1981年のシングル「I LOVE YOU」のカップリング曲でした。過去のオフコースのシングル曲のタイトルをちりばめた歌詞がちょっと面白いです。知る人ぞ知る曲ですが、私は隠れた名曲だなと思っています。


4もややマニアックな曲で、1984年のシングル「夏の日」のカップリング曲で、ギターの松尾一彦本当のオフコースファンじゃないと記憶に残っていない存在かと思いますが、ハーモニカが得意でライブでは時々披露していました。一番有名なのは「言葉にできない」の間奏ですかね。稲垣潤一のデビュー曲「雨のリグレット」の作曲者は彼でした。




5は、バンドじゃなくてユニットですが、ファーストアルバム「風舞」(←LPレコード持っています)の最後に収録された曲です。名前もまだ「チャゲ&飛鳥」の時代です。通信の初期に「ニューミュージック特集」をした時にチャゲアスも取り上げましたが、デビュー当時の彼らが私は大好きで、デビュー曲の「ひとり咲き」は家で死ぬほど歌ったという話を以前も書いたかと思います。このチャゲが歌う「終章」の良さがわかったのは大人になってからで、カラオケで歌ってみると私の音域にぴったりで、実に歌いやすいんですよね。「UTAGE」という中居くんが司会の番組で、チャゲがこの曲をさや姉こと山本彩のギター伴奏一本で歌った時があるんですが、実に良かったですよ。


6は、THE ALFEEの1985年のシングル。アルフィーと言えば、ボーカルは桜井のイメージが強いですが(たまに高見沢も)、これは珍しく坂崎幸之助が歌っています。曲はタカミーが作っているんですけどね。坂崎はシンセドラムを叩きながらでしたよね。


7は、サザンオールスターズの1983年のシングル。原由子のボーカル曲を1曲選ぶとなると、これか「私はピアノ」かで悩みました。より時間が短い方ということでこっちにしました。


 
8は、LOOKのセカンドアルバムの1曲目。1986年の発売でした。LOOKと言えば、鈴木トオルのハイトーンボーカルの印象が強いと思いますが、私はこの曲が一番好きなんです。歌っているのはキーボードの山本はるきちで、サックス以外の楽器をすべて多重録音により、自分で演奏しています(確か作詞作曲編曲すべて彼だったと思います)。元々彼はLOOKに参加する前にKENSOというプログレバンドでドラマーとして活躍していた人ですから、ドラムはお手の物なんです。メインボーカルじゃない人の曲をアルバムの1曲目に持ってくるってなかなか勇気のいることですよね。それだけ完成度が高いという自負があったのかな。今回の企画を思いついたきっかけの曲でもあります。山本はるきちは、その後NHKの「おじゃる丸」の音楽をずっと(20年ほど)担当しています。


9は、安全地帯の曲ですが、玉置浩二が歌っていません。1985年のシングル「熱視線」のカップリング曲で、当時私はシングルレコードで聴いた覚えがあります。作曲したのはギタリストの矢作渉で、安全地帯の楽曲で玉置浩二がリードボーカルをとらない曲はこれだけだそうです。iTunesのダウンロード音源で持っていたのですが、このCD作成のために安全地帯のアルバム未収録曲集を借りました。安全地帯の魅力としては第一に玉置の作るメロディがあると思うのですが、バックのメンバーの演奏力も相当高いですよね。ボーカルよりも全体のアレンジを楽しむ曲かと。


10は、甲斐バンドの1986年リリースのシングルの別ボーカルバージョン。作曲者の松藤英男が歌っています。最初の解散前における最後のオリジナルアルバム「REPEAT & FADE」に収録されています。実はこっちのバージョンの音源がPCに入っていなかったので、当初は1980年発売のシングル「ビューティフル・エネルギー」を入れていたのですが、この曲は松藤のボーカルに甲斐のボーカルをけっこう大きめに重ねていていところどころ甲斐ボーカルの雰囲気が出ちゃっているので、REPEAT & FADEのCDを借りてこの音源を入手しました。


 
11~13は、西尾先生への忖度で(笑)。ユニコーンは奥田民生がリードボーカルをとる曲が多いと思うのですが、実際他のメンバーもアルバムではけっこう歌っているんですよね。再結成以降がどうなっているかはあまりよくわからないのですが、西尾先生そのあたり最近も同じ傾向ですか?でもまあ、世間一般的には民生がメインボーカルというイメージが強いと思うので、ここに民生以外のボーカル曲で私が好きなものを3曲集めてみました。まず11は、1990年リリースの4thアルバム「ケダモノの嵐」収録曲。1分足らずの短い曲ですが、ユニコーンファンの間ではけっこう有名な曲じゃないかと思います。ボーカルはキーボードの阿部義晴(現在の名前はABEDON)。CSAというのはユニコーンが当時所属していた事務所で、この曲については、ウィキペディアの解説が面白いのでそのまま引用してみます。

「CSA」はパンク・ロック調の激しい曲(作曲者の阿部曰く「手法がパンクなだけで精神は全然パンクじゃない」とのこと)で、バンドの所属事務所である「CSA(CSアーティスツ)」の住所・電話番号・社名がそのまま歌詞になっている。最後の「CSA」のシャウトはメンバー全員によるものだが、なぜか1人ずつ上半身裸になり、スタジオのブース(通常演奏を行うスペースの外)でレコーディングを行った。バンドの再始動後は、現在の事務所名である「SMA(ソニー・ミュージックアーティスツ)」の住所・電話番号・社名に歌詞を変えて歌っている。

ウィキペディアより

「1分以内の曲特集」というのを将来作るとしたらこれを1曲目に入れたいところですね。ウィキには「パンクロック」と書かれていますが、このアレンジはほとんどヘヴィメタルですよね。

12は、1989年発売の3rdアルバム「服部」収録曲で、前述のABEDONがメインボーカルですが、民生も後半は交互に歌っていますね。終盤で転調を繰り返して徐々に声が出なくなっていくところが実に面白い曲です。最近のライブの様子はわかりませんが、解散前のライブでは、ABEDONがめちゃくちゃ派手なパフォーマンスを繰り広げる盛り上がりポイントの曲でしたよね。この曲のためにABEDONが衣装替えしたりね。

そして13は、これも「服部」収録曲ですが、ベースのEBIこと堀内一史が歌っています。作詞作曲も彼です。私は服部発売当時、この曲がめちゃくちゃ気に入っていて、EBIのソロアルバムが出た時は相当な期待感を持って聴いたのですが、ちょっと期待外れでした。しかも今調べて初めて知った事実ですが、2007年にリリースされた「EBIセルフセレクション」というアルバムにこの曲が入っていないなんて!EBI本人はあまり気に入っていないんですかね。「黒い炎」よりはるかにいい曲だと思うんですが・・・。

 


14はすかんちのアルバム「GOLD(1994年)」の収録曲。すかんちの曲はほとんどROLLYが歌っていますが、たまに紅一点のベースshima-chang(しまちゃん)がリードをとる曲もあるんですよね。私は彼女の声が好きなので、この曲は大好きです。彼女に関しては非常に痛ましい事故がありまして、ウィキから引用します。

2009年11月、自宅マンションの階段で転倒。頭部を強打し、脳挫傷、脳内出血の重傷を負った。命は取り留めたが、重度の障害が残る。都内の病院に入院した後、実家のある大阪の病院に転院。2010年 6月退院。再び上京。車いす生活を送りながらリハビリを行った。12月、見舞金集めを兼ねた「すかんち」ライブツアーが行われた。2013年2月9日、渋谷公会堂で行われた「すかんち」30周年記念ツアーのファイナル公演に登場し、歌声を披露。

ウィキペディアより


ということで、現在も彼女は車いすでの生活のはずです。その2013年のライブ映像を見ましたが、歌声もまだ完全ではなく、現役バリバリの頃のshima-changはもう還ってこないのかなと悲しくなりました。


15の曲は知らない方も多そうですが、2009年リリースのドリカムのシングルです。ちなみに吉田美和が帯広柏葉高校時代に作った曲だそうです。シングルとしてはドリカム名義なんですが、カップリングとしてオレスカバンドと多部未華子とFUZZY CONTROL(←ドリカムのバックバンド)の3バージョンが収録されています。FUZZY CONTROLというバンドのボーカリスト兼ギタリストはドリカムのボーカル吉田美和の現在の夫であり、もう10年以上ドリカムのバックを務めています。ドラマーのSATOKOがこの曲のボーカルをとっているのですが、けっこう上手いですよね。ちなみに彼女のお父さんは「手数王」の異名を持つドラマー菅沼孝三です。さや姉のバックバンドでやっていた時期もありました。
(令和8年加筆)この曲については貼り付けできる音源が見つかりませんでした。ユーチューブにもSpotifyにも・・・。と思っていましたが、

上の動画にFUZZY CONTROLの動画も混じっていました。とりあえず1:55くらいまで早送りして見てください。

16と17は、私が2006年の暮れから聴き続けているバンドBase Ball Bearです。最近は1年に2回ライブを見ていますね(今年も6月に札幌に来るので既にチケットを申し込みました)。この通信で何度かライブレポも書きましたが、基本的に私がこのバンドのライブに足を運ぶのは、ベーシストの関根史織目当てです。このバンドに魅かれたのは楽曲の良さプラス関根史織のコーラスの声なんですよね。なので、いつかソロアルバムを出してほしいなと思っているのですが、いまだに実現していません。アルバムの曲でリードボーカルをとるものがいくつかありますが。16は、2007年リリースのセカンドアルバム「十七歳」に収録された曲で、初めて彼女がリードボーカルを務めた記念すべき曲。まあ、バンドの本来のボーカリスト小出くんの声も重なっていますけど。


17は、私がこのバンドで一番好きな曲ですが、2013年発売のミニアルバム「THE CUT」に収録された曲。タイトルにあるように、声優の花澤香菜をゲストボーカルに迎え、関根史織とのツインボーカルになっています(1番が花澤、2番が関根という順番)。札幌のライブでもこの曲を1度だけ演奏してくれたことがあって私は内心狂喜乱舞しました。


18は、ガールズバンドSCANDALの曲で、ベースのTOMOMIが歌っています。シングルで歌うことはありませんが、アルバムでは何曲か歌っているのかな。とりあえず私が持っている音源ではこの曲のみです。私はメインボーカルのHARUNAの声よりTOMOMIの声の方が好きです。


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