ほかろんはショートステイ KISSは火を噴く、地獄からの脱出
昨年から、知的障害のある長女ほかろんは、ひと月に一回、ショートステイを利用しています。
ずいぶん前から、ショートステイは検討していたのですが、「いやなものはいや」とはっきりしているほかろんのことだから、タイミングを見ながら、あせらず進めてきました。
本人が納得しないと、あとあとがこじれてしまうのです。
そしてとうとう、ほかろんが喜んで通うショートステイが見つかり、7回目のお泊りとなりました。
今までは、「3回目です」とか、「5回目です」とか、お泊りの回数を自慢していたほかろんですが、数の概念が苦手で、もう自分では数えることができなくなってしまったので、回数を自慢することはなくなりました。
そして、母のほうも、ほかろんがショートステイを利用している日は、緊張することもなくなり、ほっと、リラックスして過ごせるようになってきました。
ここが、福祉サービスを利用するときの一番大事なところです。
利用しているほかろんが、楽しくて、母親がリラックスできるということ。
でないと、本人も家族も、福祉サービスの利用が苦痛でしかなくなってしまいます。
心がひりひりしてしまうから。
まあ、学校もそうなんだけど。
利用している本人が主体であるってことが、忘れられがちで、結果的に、利用の数だけが、記録に残るようでは、あまりにも悲しいです。
たとえ回数が少なくとも、本人と母親の双方がほっとできる時間が持てたら、素敵です。
それで、今回のおかあさんのほっと一息は、いつものごとく、映画です。
映画好きにはたまらない映画。
「フォールガイ」
映画へのオマージュが、あちらこちらに、贅沢にちりばめられていて、「あ、これ!わっ。こんな~!ええええっ」
突っ込みどころ満載で、うれしく見ていたところ、
あっと驚くワンシーンが、繰り広げられたではありませんか。
ライアン・ゴズリング演じる、スタントマンのコルトが、危機一髪の目にあって、ガソリンをかけられ、あわや、シドニーオペラハウス前の海で燃え尽きるかというとき。
火をつけられようとする瞬間にゴーと、口から火を噴くのですね。
思わず、おお、「KISS」のジーン・シモンズか、と思った瞬間、
ボートで逃げるときにかかる音楽がなんと
「I Was Made for Lovin' You」(1979年のKISSの曲、「地獄からの脱出」に収録された)
そういえば、映画の始まりに「KISS」がこの曲を歌ってたなと思いだしたけれど、燃えさかる海でのボートチェイスシーンでは
ヤング・ブラッドが歌っています。
いや、これは、ジーン・シモンズと違ってすごくいい。
このシーンにぴったりの深みのある歌声だなあ。
などと感激して、ヤング・ブラッドを繰り返し聞く日々がはじまり、楽しみが増えたのでした。
サントラ盤が欲しくなるような曲がてんこ盛りの映画でした。
私は、火薬をバンバン使った映画だとか、うわっと驚くキレッキレのアクション映画好きなので、スタントマンの皆さんをリスペクトするこの映画大好きです。
そして最後に出てきて、すべてをかっさらっていったのは、私の大好きなアクションスターでした。
これもカメオ出演ていうんだろうか。
「フォールガイ」 デヴィッド・リーチ監督
ライアン・ゴズリングは制作も兼ねている。
「ヤング・ブラッド」 イギリス出身のミュージシャン。
社会への自分のメッセージをうたう。
「KISS」 アメリカのハードロックバンド、2023年に活動停止。
ベースのジーン・シモンズはサーカス団員から習って
ステージで火を噴いていた。もとは学校の先生だったらしい。
ハードロックをよくも50年間も続けてくれたものです。
地獄からの脱出です。
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