見出し画像

プロサッカー選手の世界 ♯1

こんにちは。山田将之です。

個人的にはかなりしんどかった2月を終えて、3月末になりようやく余裕が出てきました。
温泉で有名な大分県。
サウナにも行くようになってサウナハットを買ったものの2回目くらいに忘れてそこから行方不明になりました。


サウナーにはまだまだなれないですが、今回は
プロの世界に入って10年目。
特別指定期間を入れれば11.2年ですがそこから自分が見てきた世界をリアルに伝えていきたいと思います。


〜導入〜

自分のサッカー人生は決して順風満帆ではなかったし思い描いていたサッカー人生では正直ない。
けどありがたいことに必要としてくれているチームは多かった。

その中でも多くの出会い、学び、発見。

リアルに感じたことを書くことによって何か読者に伝わればいいなと思う。

大学3年で特別指定選手としてFC東京でプレーさせてもらうことになった。
決断した本音は今まで明かしたことはなかったが
1番の理由は'森重真人選手'がいたこと。
自分の中ではセンターバックとして1番すごい選手だったしそれは昔から今も変わらない。

一緒にプレーをして、彼から多くのものを学びそして超えることで日の丸を背負う選手になれると思ったからだ。

理由はそれだけではないけど今思うと素晴らしい選手達の中でプレーさせてもらったなと。
(当時のメンバーはこちら)
※Wikipediaリンク


プロの世界で長く活躍してきた選手達を見てそこから自分なりに解釈して書いていく。

①圧倒的な武器

自分がプロになれた理由はシンプルで、
「圧倒的なヘディング」という武器があったからだと思う。

中学の頃からずっと磨いてきたし、
これだけは誰にも負けないという自信があった。

プロの世界に入ってまず感じたのは、
“武器がない選手は生き残れない”という現実。

逆に言えば、
何か一つでも突き抜けたものがあれば、チャンスはもらえる。

実際にプロの世界には、
「あの選手といえばこれ」という代名詞を持っている選手が多い。

この人にボールを入れれば何かが起きる。
この人なら難しいボールでも収めてくれる。
この人は90分走り続けられる。

そういう“計算できる武器”を持っている選手は強い。

ただ、ここで一つ大きな勘違いがある。

武器があれば、それだけで生き残れるわけじゃない。

むしろ、武器に頼りすぎた瞬間に成長は止まる。

自分自身も、ヘディングという武器があったからこそ、
どこかで安心してしまっていた時期があった。

でもプロの世界はそんなに甘くない。

対策されるし、通用しない日もある。
その時に何もできなければ、一気に評価は落ちる。

だから必要なのは、
「武器を持ちながら、それに依存しないこと」。

そしてもう一つ大事なのが、
目に見える武器だけが武器じゃないということ。

毎日同じコンディションを保つこと。
良い時も悪い時も、やるべきことをやり続けること。

これも立派な“武器”だと思っている。

実際に長く活躍している選手は、
こういう見えない部分の精度が圧倒的に高い。


自分のやるべきことと、チームに合わせること。
その線引きをしながら、淡々と続けられる。

それは簡単なようで、一番難しい。

結局、プロで生き残るために必要なのは、
“武器を持つこと”ではなく、
“その武器を磨き続けられるかどうか”だと思う。


言葉にするのは簡単だけど、
その裏には想像以上の積み重ねが必要になる。

②自己管理能力

自分が思う自己管理能力とは結論
自分をコントロールする力ではない。

自分を理解し、
最高の状態を“再現し続ける力”だと思う。


そしてこれは才能ではなく、
日々の積み重ねで誰でも磨ける“技術”だと思っている。
当たり前だけどずっと試合に出続けている選手はこの再現率が高い。

若い頃の自分は、正直こう思っていた。
試合で活躍できるかどうかは、才能か努力量の差だと。
でも実際にプロの世界で過ごしてみると、
一発のパフォーマンスを出す選手はたくさんいる。ただ、それを「続けられる選手」は一気に少なくなる。

今、自分が思う自己管理とは意識の高さとか、ストイックさみたいなふわっとしたものじゃない。
必要なのはもっと具体的で、もっと再現性のある“技術”。
自分なりの答えはシンプルで、
「いい状態を再現し続ける力」だと思っている。

コンディションがいい日なんて、誰にでもある。
問題は、それをどれだけの確率で作り出せるか。

試合でうまくいった次の試合、なぜか体が重い。
動けない。判断も遅れる。
そんな経験は何度もしてきた。

「あれだけトレーニングしたのになんでだ?」

昔はそれを「調子の波」と片付けていたけど、
今思えばただの“再現性の低さ”だった。

何が良くて、何が悪かったのか。
それを言語化できていなかっただけ。

だから同じ状態を作れない。

プロはそこを曖昧にしない。
体の状態、睡眠、食事、疲労感、メンタル。
全部をヒントにして、「次も同じ状態を作る」ことに執着している。
周りがトレーニングしているから自分もやる。
そのトレーニングにどんな目的があってやっているのか。
周りからみればあいつは休んでばかりだし遊んでばかり。
けどそれも正解。本人が認知している。休むこともまたトレーニング。
結局試合でパフォーマンスを出せていれば良い。

1番重要なことは自分を知ること。
自分の行動を言語化してみることから始めてみてもいいと思う。

そして次に重要になってくるのが、
“チームの中でどう評価されるか”という視点だ。


③試合で使われる選手と使われない選手


プロの世界に入ってすぐ、ひとつ疑問があった。

「なんであの選手が試合に出て、自分は出られないんだろう?」

練習では手応えもある。
コンディションも悪くない。
それでもメンバーに入らない。

正直、納得できない時期も多々あった。

でも10年やってきて、はっきり分かったことがある。

試合で使われる選手と、使われない選手の差は、
能力の差だけじゃない。

もっとシンプルで、もっと現実的な理由がある。

まず前提として、監督は“いい選手”を使うわけじゃない。

ここを履き違えると、ずっとズレ続ける。

能力が高いのに試合に出られない選手はたくさんいる。
逆に、突出した能力がなくても出続ける選手もいる。

この違いは何か。

一つは、「計算できるかどうか」。

この選手を出したら、最低限これくらいはやってくれる。
大崩れしない。戦術を理解している。

そう思われている選手は、信頼される。

逆に、
いいプレーもあるけど波が激しい。
判断がブレる。
やるべきことが徹底できない。

こういう選手は、どうしても使いづらい。

試合はギャンブルじゃない。
監督は“確率”で選手を選んでいる。

そして意外と大きいのが、
“日常の積み重ね”。

試合に出る選手は、
いきなり試合で評価されているわけじゃない。

日々の練習、準備、振る舞い。
全部が見られている。

・コンディションを安定させているか
・トレーニングの強度を落とさないか
・チームの雰囲気を壊さないか

こういう細かい部分が、信頼に直結する。

逆に言えば、
どれだけ能力があっても、
コンディションに波がある選手や、
日によってプレー強度が変わる選手は、計算しづらい。

それはそのまま「起用しづらさ」になる。

自分自身も、使われない時期を恥ずかしながらたくさん経験してきた。

その時は、
「もっとアピールしないと」と思って、
無理に目立とうとしたり、
普段やらないプレーに手を出したりした。

でもそれでうまくいったことはほとんどない。

むしろ評価は下がった。

そこから考え方を変えた。

“自分ができることを、確実にやり続ける”。

派手さはなくてもいい。
でもミスは減らす。
判断をブレさせない。
役割を徹底する。

すると少しずつ、
「この選手は計算できる」という評価に変わっていった。

試合に出る回数も増えていった。

試合で使われる選手は、
特別なことをやっているように見えるかもしれない。

でも実際は逆で、
“当たり前の精度が高い”。

・止める、蹴るの質
・判断の速さ
・ポジショニング

その一つ一つがブレない。

だから監督は安心してピッチに送り出せる。

結局のところ、
試合に出るか出ないかは、紙一重だと思う。

その差を分けるのは、
一発のスーパープレーじゃない。

日々の積み重ねと、
チームの中での“信頼”。

そしてその信頼は、
一瞬では作れないけど、
一瞬で失われるものでもある。


試合で使われる選手とは、
能力が高い選手ではない。

監督にとって、
“勝つために計算できる選手”。

そのポジションに入れるかどうかは、
日々の自分の在り方で決まっていると思う。

最後に

まだまだ自分が見てきたプロの世界について書きたいことは沢山ありますが今回はここまでで。
色々な選手を見てきて思ったことや
自分の感覚的なところが少し混ざってしまって申し訳ないです。
そしてこんな偉そうに書いていますが自分自身が1番後悔しているし、経験してきたからこそ伝えられると思っています。自分の想いはこれからプロの世界でやっていく選手が活躍するヒントになってほしい。
そんな想いです。

そして自分もプレイヤーなのでそれを体現していきたいと思っています。

自分が所属しているジェイリースもシーズンが開幕しました。
そこについてもnoteで触れていきたいと思います。1人でも多くの人にジェイリースというチームを知ってもらって、サポーターを増やしていけたらなと思います。
自分は本気でこのチームがJリーグにいけると思っています。
なので一緒に目標に向かっていける人を増やしていきたいです。

それでは次回のnoteで会いましょう。
ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!