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見届けることができた最期と、家族としての覚悟


愛猫のコウタロウが、突然の病気で旅立ちました。

夜になって突然、犬のように口でハァハァと息をし始め、後ろ足がパタリと動かなくなりました。

急いで夜間救急病院へ駆け込むと、「大動脈血栓塞栓症」と「肺水腫」という診断でした。心臓の病気が原因で足の血管に血栓が詰まり、さらには心臓の機能が落ちて肺に水が溜まってしまうという、極めて重篤な状態。

生存率はとても低く、たとえ血栓が溶けても激しい痛みが伴う残酷な病気。

私たちは、病院の冷たいケージの中で管に繋がれるよりも、安心できる家で最期を迎えさせることを選びました。

自宅に戻ったコウタロウは、肺に水が溜まっているせいで、陸に上がった魚のように息をしていた。

その姿を見るのは、家族全員にとって本当に辛く、胸が張り裂けそうな時間でした。上半身は温かいのに、血の通わない下半身は氷のように冷たい。それでも小さな心臓は、最後まで懸命にドクドクと動いている。

そして、コウタロウは私たちのそばで、静かに息を引き取った。

あの激しい痛みと息苦しさから解放された。

苦しむ姿を見ているのは本当に辛かった、それでも最期の瞬間まで逃げずに立ち会い、大好きな家族の匂いと声のなかで見届けてやれたこと。それだけが、私たちにとってのせめてもの救い。

ただ、今回看取ったからこそ、強く心に決めたことがある。

もし今後、またあの残酷な病気で家族が同じように苦しむことになったら、次は迷わず安楽死を選ぼうと。

それは決して見捨てるということではなく、あんなにも可哀想で、痛くて苦しい思いを、これ以上させたくないから。

限界を超えた苦しみから解放してあげることも、家族がしてあげられる究極の愛情なのだと、コウタロウがその身をもって教えてくれました。

令和2年に保護主さんから譲り受けて、約6年半。

マリオやちひろたちと一緒にドタバタ走り回った、騒がしくも愛おしい日々。

短い時間だったけれど、コウタロウは我が家にたくさんの笑いと幸せを置いていってくれた。

コウタロウ、痛みに耐えて本当によく頑張ったね。うちの子になってくれて、本当にありがとう。

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