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時間の長さの感覚は、何で決まるんだろう

冬の日の午後、公民館へ

晴れ間の見える冬の日、農業の勉強会へ参加するため、町のはずれにある公民館へ向かいました。前日まで大阪に滞在しており、深夜の長距離移動の疲れがまだ体に残っていました。夜は何度か目が覚め、睡眠は十分とは言えない状態でした。午後から四時間の勉強会だと分かっていたため、最後まで座って聞いていられるだろうかという不安がありました。
午前中は、留守にして寂しい思いをさせていた愛犬と過ごしました。眠気を感じながらも、意識的に時間を取り、いつもより長めに遊びました。体を動かしているうちに、少しずつ頭が現実に戻ってくる感覚がありました。そのままの流れで身支度を整え、公民館へ。


今日の勉強会は緑肥について

野菜の育て方をテーマにした講座はよくありますが、緑肥に焦点を当てた勉強会はあまり見かけません。始まる前は、専門的すぎて理解できるだろうかという心配も少しありました。
実際には、野菜を植え付けるタイミングと緑肥の使い方、野菜の品種ごとに合う緑肥の種類、緑肥そのものの育て方など、話は具体的に進んでいき、思っていた以上に盛りだくさんの内容。本やインターネットでは断片的にしか得られない情報が多く、聞きながら何度も自分の畑の様子が頭に浮かびました。


緑肥とは何か

緑肥とは、野菜を収穫するためではなく、土を整える目的で育てる植物のことです。一定の大きさまで育てたあと、刈り取って土にすき込むことで、土の中に有機物を補給します。
肥料の「肥」という文字がありますが、単に栄養を足すものではありません。根が土をほぐし、空気や水が入りやすい状態をつくったり、地表を覆って乾燥や雑草を防いだりします。野菜に悪影響を及ぼす、虫や病原菌を遠ざける作用も見込まれます。どの緑肥を選ぶか、どの時期に育てるかによって効果は変わります。そのため、野菜作りとは切り離せず、組み合わせて考える必要があります。今回の勉強会では、その関係が具体例を交えて説明されていました。


現実味のある語り

講師は研究者の方でした。学術的な解説がありながら、ご自身の畑での実例を写真とともに紹介してくださり、話に現実味がありました。理論だけでなく、実際に試して失敗した過程や、調整を重ねた結果も含まれていました。
聞いているうちに、「これは自分の畑でも試せそうだ」と思える場面が何度もありました。専門的な内容でありながら、距離の近さを感じられたことが、安心感につながっていたように思います。


四時間という時間

始まる前は、四時間という時間の長さが頭から離れず、楽しみという感情よりも心配が上回っていました。途中で集中力が切れたらどうしよう、体がつらくなったらどうしようとそればかり。
しかし実際には、話を聞きながら畑の配置を思い浮かべ、気になった点をメモしているうちに時間が進んでいきました。残り十五分で質疑応答に入るというアナウンスがあったとき、思っていたよりずっと早く感じました。長いと構えていた時間が、気づけば終盤に。


子どもの頃の時間との違い

その感覚から、子どもの頃の時間の流れを思い出しました。学校の授業がやたらと長く感じられ、時計ばかりを見ていた記憶があります。早く終わってほしいと思うほど、時間はなかなか進みませんでした。
今は同じ四時間でも、感じ方がまったく違います。年齢を重ねると時間が早く過ぎると言われますが、それだけでは説明しきれない違いがあるように感じました。関心の向き先が変わったことで、時間の受け取り方も変わってきたのだと思います。


好きなことに向かう集中

体力は以前より落ち、疲れやすくなっています。それでも、好きなことを学ぶ時間には集中が続きました。無理に頑張ろうとしなくても、自然と意識が話の内容に向かっていました。
今回の勉強会を通して、好きなことに向かう集中力は、今も自分の中に残っているのだと感じました。時間の長さそのものよりも、何に時間を使っているかが、感覚を大きく左右しているように思います。


今日の心の整理

四時間という時間そのものが短かったわけではありません。内容が特別だったからでもありません。ただ、その時間をどう過ごしていたかで、長さの感じ方が変わっていました。時間の長さの感覚は、年齢や体力だけで決まるものではなく、自分の関心がどこに向いているかによって形づくられているのだと思います。今日の午後は、静かにそれを確かめる時間でした。

今晩はさっそく緑肥の種を取り寄せるため、ネットの注文をフルに活用したいと思います。

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