エビネ
エビネはスギ林や広葉樹林下に生える多年草で4月下旬から5月上旬に25cm前後の花茎を出し、10個前後の紫褐色の花をつける。1年ごとに増える偽球茎は直線状に連なって節を作りエビのように見えることから名づけられている。薄暗くやや湿った森の中に群生していることが多い。
北海道、本州、四国、九州、沖縄に分布し、海外では中国、朝鮮半島に分布するという。


花は、白っぽい唇弁、紫褐色の側花弁および側萼片、上萼片からなる。唇弁は3裂し、中裂片基部にはひだ状の突起がある。花柄子房に沿うように細長い距がある。
花色の変化は大きく、褐色系、黄色系、赤色系、緑色系などがある。







葉は楕円形で先端はとがり、越冬した葉は地面に伏すように付き、新しい葉は花茎に沿うように立ち上がる。

1970年代後半のエビネブームで乱獲され、一時は採りつくされるほど激減したが、現在ではだいぶ回復しているようだ。しかしながら現在でも絶滅危惧種であることに違いはない。
ラン科 エビネ属
エビネ Calanthe discolor
