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富広美術館

【はじめました!過去のブログをnoteに・・建築と旅8】

2006年の夏、建築界で話題の「富弘美術館」に行ってきた。
この美術品の作者である星野富弘氏が描く挿絵と詩が私は好きで、この作品は私に癒しと勇気を与えてくれる。そんな美術館は入館者が多く、そのため館内は見学者で混雑し手狭になってきたため、国際公募型設計コンペを経て新しく生まれ変わった美術館である。私はこの国際コンペの公開審査の見学が縁でずっと施設の完成を心待ちにしていたひとりである。
外観はこの地域に少し不釣合いであまりにも都会的な印象を受けたが、建物全体が低く抑えてあり好印象であった。そして内部へ

外観はシンプルな低層箱型
子供たちは不思議な空間に興味津々

エントランスから見ると、どこが展示室の入り口か良くわからず、係員が来館者に案内をしていた。円形の部屋が続くこの内部はとにかく迷う。そして目が廻り集中して作品を見ることが出来なくなってくる。人は自分の位置を目から入る特定の形や色情報を基準に今の場所を判断する。それが同心円の平面で、かつ白い壁の空間に放り込まれると自分の位置や方向がわからなくなる。このような施設が美術館としてふさわしいのか私にはわからない。しかしこの美術館で走り回る子供達を見ていると、好奇心が生まれるこれからの美術館の方向性を示しているのではないか、そう思う美術館だった。

内部は円形の集合体
外は直線的なガラスの箱

帰りの途中にアントニン・レーモンド設計の群馬音楽センターと世界的建築家となった妹島和代氏設計の鬼石多目的ホールに立ち寄った。この二つの施設を見比べると、思想に年代の違いが伺えて楽しい見学となった。

群馬音楽センター
鬼石多目的ホール

日も暮れて帰り時間が遅くなったので、地図上の最短ルートを選び、群馬から国道462号線を走ったのだが、これが酷道でした。細く暗い夜道では光る鹿の目の集団がこちらを睨んでいるようで少し怖い思いをしながら十国峠までたどり着いて..ほっ
2006年8月24日 ブログにて 

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