こどもが産まれて
妊娠中
うちの子はお腹の中にいる時から
成長がゆっくりだった。
楽しみだった妊娠生活だったが、
後期に入り、体重が増えていかないことが原因で、入院生活をすることとなった。
朝から晩までベッドに横たわり、何をするでもなく、ご飯を食べてゴロゴロ。
今となっては、もう一度…と望んでしまうような日々である(笑)
出産は突然に・・
妊婦健診の日、心拍が落ちていることがわかり、急遽帝王切開となった。
あれよあれよと手術台に乗せられ、
えいやー!っと。
結局2000gちょっとで産まれてきてくれた。
小さな小さな命。
体重は2ℓペットボトルだけど、我が子を抱いた時の重責感は、ずしっと心にのしかかるようだった。

怒涛の日々と母乳拒否
それからの日々はとにかく必死だった。
母乳、ミルクを飲ませては、体重を測った。
毎日記録をつけ、病院で診てもらった。
生後3ヶ月まではこの子なりに少しずつ増えてきてくれた。
気づけば完母だった。
元々完母にしたいと思っていたから嬉しかった。飲んでくれている、体重がちょっとずつ増えてきている。
確かな手応えがあり、幸せな瞬間もたくさんあった。
しかし、3ヶ月を過ぎた頃…
急に母乳を拒否するようになったのだ。
何が原因なのか分からない。
いつものように飲ませようとしても、
ぎゃーんと泣くのである。
なんで?なんで?
お腹が空いてないのかと思い、時間を空けても、、飲ませようとすると泣く。
とにかく焦った。
飲んでくれないので、乳腺炎にもなった。
頭の中は母乳でいっぱいだった。
もちろんミルクを飲ませようとした。
少し前まで哺乳瓶で飲んでくれていた我が子は
哺乳瓶も拒否するようになっていた。
咥えても、吸えない。泣くのである。
そんな状態になって、体重が増えるわけでもなく。
病院では、体重の増えが悪いと指摘された。
しかし、今の医学は、母乳や、哺乳瓶を拒否する原因も、その対策も教えてはくれない。
私は、どん底闇に陥っていった。
毎日手当たり次第検索した。
同じような人がいないのか?
何が原因?どうしたら飲む?
授乳姿勢なのか?味なのか?
病院に行っても、助産所に行っても、
市役所に行っても、誰にも分からなかった。
もちろん答えを赤ちゃんは教えてくれなかった。
赤ちゃんの発達について発信している見ず知らずの人にもたくさん相談した。
お金もたくさんかけて講座を受けたり、本を読んだりした。
そんな中、ある講座を受けて「食べ物」の見直しをするようになった。
食事制限をする
出産後当時の食事は、朝はトーストを食べたり、
間食にお菓子、夜中に、アイスを食べたり、ジュースを飲むのが習慣になっていた。
乳腺炎になり、助産師さんから和食にするとよいとアドバイスを受けてパンをやめてご飯に変えたが、間食には和菓子を食べていた。
講座の中で4毒というものを知った。
4毒とは、吉野敏明先生が提唱するもので、
「小麦、砂糖、油、乳製品」の4つを摂ることが体と心の不調の原因というもの
これらを控えることで、病気・疾患の改善や、美容効果、精神的安定などの効果があるという。
当時の私は、これを徹底的にやめることにした。
調理に砂糖は使わずみりんで代用し、
ごはん、野菜、お肉、お魚、卵、を使って
調理した。
炒め物をするときはお肉の油で炒めたり
焼き物はシートを使ったり
だんだんと味付けもシンプルになっていった。
塩、醤油、みりん、酢、味噌、塩麹などを、ローテーション。
間食はいりこや、砂糖のないポン菓子、おにぎり、おもちに変えた。(本当はおもちもダメらしい)
慣れてくれば毎日の食事に苦はなかったが、私は砂糖中毒からはなかなか抜け出せなかった。
甘いものが食べたい、ほしい、
イライラすることもあった。
いりこやポン菓子を大量に食べても、ご飯を大量に食べてお腹がいっぱいでも、どこかで満たされない気持ちがあった。
満たされないものが何なのか、分からなかった。
いろんな知識を詰め込み、だんだんと、
「あれはダメ、これはダメ」といった否定ベースの考え方になっていた。
それらの考え方は、私の体の健康と、母乳の味を良くしてくれたかもしれないが、同時に私の心を窮屈にする感覚もあった。
離乳食が始まっても、うちの子は食べてくれなかった。
市販の離乳食も嫌がった。
ミルクを小さなスプーンで口の中に入れる。
たった40mlを、30分も40分もかけて飲ませた。
母乳は、眠い時に咥えさせるとなんとか寝ながら飲んだ。起きてる時はほとんど飲んでくれなかった。
原因は私のメンタル?
食事を変えてしばらくして、自分のメンタルが原因ではないか?と考え始めた。
確かに食事を変えたことで、味が良くなったからか、眠い時には飲んでくれることが多くなった。
でも、私の心はいつでも満たされず、不安や焦り、イライラすることもあり、このネガティブな感情が子どもに伝播しているように感じた。
そんな様子を見て、夫は2回目の育休取得に踏み切る。
こどもが1歳を迎えようとしている時期であった。
私は夫の育休のおかげで、時間に余裕ができた。すると、心にも自然と隙間が空いてきたのである。
一日中朝から晩まで子どものことで悩み、頭の中は不安でいっぱいだったのだが、自分に向ける時間が少しだけできた。
「見ておくから、出かけてきて良いよ」
と言われ、
大好きな神社に1人で出かけたりもした。
自分のお気に入りの音楽を聴いたり、
お風呂にゆっくり1人で入ったり
大自然の中、原っぱに寝転び、ゆっくり流れる雲を眺める時間ができたのである。
大好きだったお団子もお饅頭も、少しなら、と
美味しく食べるようにしたら、心がホッと落ち着いた気がした。
自分に、ダメダメとダメ出しばかりしていたけれど、
『良いよ、大丈夫だよ』
と、肯定的な言葉をかけられるようになった。
少しずつ、少しずつ現状が変わり始めた。
気づけば、母乳の大好きな子になっていたのである。
ハッピーキラキラ授乳ライフが、1歳を過ぎてやっと、きてくれたのである。
遅すぎるくらいだが、それは嬉しかった。
その後はまたご飯を食べない問題へとつながっていくのだが、それはまた別の機会で書こうと思う。
自分のご機嫌を知る
その都度自分自身を観察し、自分がいつもご機嫌でいられる方法を優先することにした。
私の機嫌が悪いと、子どもも夫も家全体に影響を与えているように思う。
私が穏やかで機嫌が良いと、子どもも夫もハッピーでいてくれるような、そんな気がする。
失敗も小さな悩みも、笑い飛ばすほどの広い海のような心でいる。
それには、心に余裕がなければならない。
だからこそ、自分にとって、心地いいことを選択する。
心地いい香り、音楽、映像、食べ物など。
自分のご機嫌はそのまま家族のご機嫌につながる。私はそう信じている。
自分自身にOKを出すのは勇気がいる。
知らぬ間に、誰しもが自分自身を裁いているように思う。私もそうだった。
心の中で自分自身にかける言葉を、そのまま身体は聞いている。
身体の健康を思って気をつけるのは、食べ物だけではない。
愛を持って接するのは、子どもや夫といった家族だけではない。
自分自身の身体と心も、なのである。
夜寝る前に
今日1日頑張った「私」の心と身体を
存分にねぎらい、感謝して、眠りにつく
「今日もよく頑張った、ありがとう」
そんな小さなことの積み重ねが、自分と周りの幸せにつながるのではないか。
自分が満たされることで周りも満たせたら、それはとても幸せなことだろうと思う。
ふと、あなたにも聞いてみたくなりました。
あなたの心が満たされる瞬間はどんな時ですか?
