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ムエタイ

2006年末から2007年の夏まで、
半年近くテープ起こしを休んだ。
どうにも体調がすぐれなくて。
仕事用PCの電源を入れようとすると、
吐き気がする。
仕方がないので、しばらく寝ていた。
46歳だった。


少し回復してきたころ、
たくさんのDVDを見た。
その中の一つが、とても印象的だった。

タイトルは『ビューティフル・ボーイ』
当時、まだあった楽天オークションで、
なんとなく落札した映画だった。


【AIによる解説】
『ビューティフル・ボーイ』は、
性同一性障害を抱えながら、
男子のリングでメイクをして闘い、
「おカマのムエタイ王者」として、
日本でも大きな話題を呼んだ実在の人物、
パリンヤー・ジャルーンポンの半生を描いた、
2003年公開のタイの映画。


だいたい何を見ても、何を読んでも、
「いい!!!」と思う箇所が、
どうも私はズレている。


そんな私にとって、
この映画の一番の見どころは、
ムエタイの選手たちが、
集団で早朝の練習をするシーン。

彼らの動きに、
シャム王国の戦士の面影を見た。


「ずっと見ていたい!」
「象に乗る彼らを見てみたい!」

強烈にそう思った。


もちろん、この映画の主人公の動きも、
刮目に値するものだった。
それはもう導入部から!!!


私が小学校4年生のころ、
キックボクシングが男子に人気だった。
テレビアニメ『キックの鬼』の影響だろう。
これは1970年に放映が開始された、
沢村忠の物語。原作は梶原一騎。


1976年、高校1年生の夏休みに、
チラッとツアーでタイを訪れたとき、
ガイドさんは言った。
「キックボクシングと言わないでください」。
その意味が、『ビューティフル・ボーイ』を見て、
ようやくわかった。


現地でムエタイを見に行った男性は、
戻ってきて、ツアー仲間にグチっていた。
「お祈りばっかりしてるんだよ。
すごくつまんなかった」


シャム王国の戦士の片鱗を見るなら、
トニー・ジャーがいいのかもしれない。
というか、私が知っているのは彼だけ。


後年、トニー・ジャーは香港映画に出演した。
動きが抑制されて、つまらなかった。
それは、『少林寺』の主役リー・リンチェイが、
ハリウッドでジェット・リーになってからの、
「コレじゃない!」という感じに似ていた。


どうなってるんでしょうか?
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磨墨りえ 天に星、地に花、猫にオヤツ。ただいま9匹と同居中です。