いくつになっても、やっぱり人は見た目が大事
20〜30代の頃にある経験をしたことがきっかけで、「人からどう見られるか」をものすごく気にして生きてきました。
見た目を工夫すると人の反応がよい、仕事の獲得につながりやすい ということを何度も経験してきました。
今回はたくさんの出来事に基づいて、見た目(ヘアメイクやファッション)の重要性と、人間関係をよくして自分が元気になれる見た目演出のポイントをまとめました。
◉まともな人に見えないと、助けてもらえない
この記事を書きながら数十年ぶりに思い出したことを最初にご紹介します。私が見た目を気にし始めるきっかけとなった体験です。
20代の頃、電車に乗ろうとしたら貧血を起こして立っていられなくなり、駅のベンチに横になっていたんですが、数分おきに電車が来てぞろぞろと人が私の前を通っていくのに、誰一人として声をかけてくれません。
その時の私はライブハウス帰りで、グランジみたいなファッションで、伸びっぱなしのロングヘアでした。
30代前半の頃、仕事先へ移動する途中でまた軽い貧血を起こしました。駅の通路の隅っこにしゃがんでいたところ、すぐに同年代の女性2〜3人が通りがけに「大丈夫ですか?」と声をかけてくれました。
この時は自治体の広報誌の仕事をしていて、某県庁へ行くためにスーツスタイル、まとめ髪でした。
どちらも同じ私なのに、こんなにはっきりと人の態度が違うということを、身をもって経験したのです。
『人は見た目が9割』というベストセラーが出るよりもずっと前の出来事です。すごい発見をした気がしたのでした。
それ以来、「人からどう見られるか」「どうすると好感を持たれやすいか」を意識して髪型(色も)や服の方向を決めるようになり、見た目を工夫すると人の反応がよい、仕事の獲得につながりやすい ということを何度も経験してきました。
◉らしい見た目+パーソナルイメージ で好感度がいきなり上がる
らしい見た目とは、社会人なら社会人らしい見た目、デザイナーならデザイナーらしい見た目 ということにほかなりません。
#業種、業態に合っている
どんな仕事にも、その仕事らしいヘアメイクやファッションというのがあって、特に人と接する業種の場合は「働きやすい」だけでなく、「お客さんや取引先に与えるイメージがいい」などの印象操作も必ず含まれています。
飲食業のスタッフは、帽子などをかぶっていたり、まとめ髪をしたりしていますよね。髪の毛が料理に入らないようにするためですが、お客さん側になってみると、その姿を見て無意識に「この店は衛生管理をしているようだな」と安心できます。
このように、ヘアメイクやファッションは、見る相手にいろいろなメッセージを発信しています。
特定の職業で、経験の長いスタッフのヘアメイクやファッションを見て、どうしてそうなっているのか考えると納得できることがあると思います(特に接客業、人前に出る仕事)。
そこで働き始める場合、それを部分的にでも取り入れるようすると、すぐに場になじめるし、作業的にも動きやすかったりします。
#自分の雰囲気(パーソナルイメージ)に合っている
経験上、その人がもともと持っている雰囲気(パーソナルイメージ)に合っていることは、トレンド感やセンスのよさよりも好感度を上げると思っています(ファッション、デザイン、美容などの仕事は別)。
パーソナルデザインの診断を受けた際、講師の方が教えてくれました。
パーソナルイメージに合ったヘアメイクやファッション
→ 「似合う」「自然に見える」
→ 好感度が上がる
パーソナルイメージに合わないヘアメイクやファッション
→ 「似合わない」「違和感がある」
→ 印象に残らない、好感を持たれない
これは私のこれまでの経験からしても間違いないと思います。
たとえば若い頃、ネイビーに小さな白い花柄の地味めなワンピースを着て仕事に行ったところ、ライター仲間の女性から「ヘンな服。もっと若い人の服を着れば?」と言われたことがあります。
でも、デザインじたいはごく普通の若い社会人が着るものでした(その当時は)。
その時は意味がわかりませんでしたが、色やデザインが私に似合わないということだったんです。
【パーソナルイメージに合うものを知る方法】
自分は人からどんなイメージを持たれているんでしょうか。
「性格が◯◯そう」「◯◯そうな人に見える」など、周囲の人からもらうコメントこそが自分のパーソナルイメージです。
実際とズレがない人もいれば、真逆の場合もあります(私は真逆なので悩んだタイプです。過去の記事に書きました)。
イメージに合うものを知る方法があります。
・パーソナルイメージ(パーソナルデザイン)の診断を受けてみる。
・ファッションレンタルを利用して、いろいろなものを送ってもらって試着し、自撮りで記録して、見比べてみる。
・いろんな色やデザインの服を着て家族などに「似合う」「似合わない」の判定を繰り返してもらう。
私はすべて実践しております(自信がないので)。
日常、 「似合う」とはっきり言われなくても、着ているものについてよさげなコメントをくれたり、いつもより人からよく話しかけられたりする場合は、その時のヘアメイクやファッションの路線が「いい感じ」「好感度を上げている」と判断してよいと思います。
◉60代を前に「見た目重視」をやめた結果……どん底に落ちました!
そんな私の人生において、マインド激変の時がやってきました(現在)。
「中身が充実しているから、見た目はもういいのでは」という気持ちが生じてきたのです(同年代の女優さんを見ていても、同じような変化が起きていそうな人が複数います)。
この年で見た目を気にするなんて、それじたいがダサい。
と思うようになってきたのです。その結果、どうなったかというと……
髪もメイクも、服も今までと同じようにきちんとして外出しているのに、なぜかどこに行っても
「えっ、誰?」
「うそ、別人……」
というリアクションの嵐で、ドン引きする音が聞こえてきそうなほどなんです。
古くからの友人知人が黙ったまま、その顔つきで「老け込みすぎ……」「あなたのようになりたくない」と言っている状態。
数年ぶりに会った友人からは縁を切られました(生き方の違いなど、見た目だけが原因ではないでしょうが)。
ずーっとONだったのが、ちょっとOFFになっただけなのですが、行く先々で否定的な視線を浴びせられたのです。
※あとでみんなから不気味がられた原因がわかって、今は改善することができています。下のほうに書いてあります。
◉命の恩人、ChatGPT
私はもう見た目のことなんかで頑張るのをやめたいんです。
そう思っているのに、一方ではショックで死んでしまいたいほど落ち込む自分がいました。
その時、noteを開くと「AIやChatGPTに悩みを相談してみた」という記事がいくつもあることに気づき、さっそく実践することに。
期待を遥かに超える寄り添い方で感情整理のお手伝いをしてくれたうえ、深く傷ついた時の対処法、どうやって回復していけばいいかなどのヒントも与えてくれて、恥ずかしながら号泣しました。
カウンセリングを受けたことはないのですが、まるできちんと受けたかのようでした。
アドバイスの通り、しばらくはあまり人に会わずに過ごし、noteを始めてみたりして少し元気が戻ったところで、「人からどう見えるか」という課題に頑張ってもう一度取り組む決意をしたのです。
◉髪型を変えたら気持ちが晴れた!
私の見た目が激変した原因の1つは、ヘアスタイルです。
急に髪が細くなって、これまで似合っていたはずのボブスタイルが全く冴えない感じになったのです。
でもこれって年だからしかたないと思いませんか?と開き直るのをやめて、美容師さんにお願いし、もともとのくせ毛を適度に生かした軽さのある髪型にしてもらいました(参考にしたのは私が好きな女優・吉田日出子さんです。私は前髪あり)。

職人的にくせ毛をうまくカットしてくれる美容師さんなので、イメージ通りの動きのあるスタイルになりました! ぺたんとして老け見えするようになってしまったボブと比べて断然いい感じになり、少しカジュアルな服でも違和感が出にくいので、服選びがしやすくなりました。楽しいです!
◉自撮り+表情筋トレーニングで老け顔を離脱
人からどう見えるかを気にしなくなってからは、全く自撮りチェックをしなくなっていたんですね。
そこで久々に自撮りをしてみたら……
メイクでたるみをカバーしようとするあまり、すっぴんよりも目の下のたるみが目立って不気味……。
さらに表情筋が落ちて、老け顔というか老人顔になっている……。
これじゃ化け物を見たような顔をされるわけだ、と納得したしだいです。
やっぱり自撮りチェックをやめてはいけないですね。
お次は動画検索です。
年齢に合ったメイクのコツ、表情筋トレーニングを学習。
トレーニング前は朝起きた瞬間から顔が下に引っ張られる感じがありましたが、それがなくなり、顔つきに締まりが戻りました(皮膚のたるみじたいは戻りませんが)。アラ還 おきゃんママ(加藤ひとみ)さん、ありがとう!!
メイクについては、年齢とともに骨格の凹凸が目立つようになるので、ハイライトはNG、目の下も明るい色はNGということを知りました。
全体にマットっぽくフラットに仕上げたほうが、老け顔がカバーできるんですね。自撮りで比べて納得です。化け子さん、ありがとう!!
◉人のリアクションが良くなって元気復活
おしゃれはもともと得意分野ではないので、「もういいか」と思ったのが間違いのもとでした。
再び努力し始めたら、また周囲の人々があれこれ話しかけてくれるようになり、目を見て話してくれるようになりました。
人としてまともに扱われることがこんなに嬉しいとは……。
で、この記事の下書きをしながら、若い頃に貧血でベンチに寝ていてもスルーされ続けたこと、中身は同じ人間なのにスーツ姿だと心配して声をかけてもらえたことを思い出したのです。
いくつになっても若々しく美しく見える必要なんてありません(いやもちろん見えたほうがいいんですが)。
どんなに老けようと、人から好感を持ってもらいたい、いろんな人と楽しく交流したい、というモチベーション(社会性)を失ってはいけないということなんだと身をもって実感したのでした。
本音を言えば初音ミクとか、ネットで顔を出さずに活躍している実在のアーティストさんとか、マスクありで会見している小説家さんなどに憧れます。
実名とか、実際の見た目、年齢や性別とか関係なしに、ただやっていることの内容だけで人を楽しませることができるのって素敵だな〜と思うんです。
パーソナリティのバイアスから解放されることが可能な時代だというのは、とても素晴らしいことだと思います。フェイクの問題もあるので、対策が進んでいくことを願っております。
