見出し画像

「 シリカゲル 」

『拾っただけ。それだけのはずだった』を、

 ただ持って帰っただけ。


「 シリカゲル 」

床の隅に一粒落ちていた
拾い上げた
小さな玉に
この世のものでないもの
感じた

カバンの奥底に隠れてた
摘み上げた
小さな欠片
神秘なるものに違いない
信じた


よくよく見ると
あちこちに

その都度都度に
ちらほらと

小さな神様
落ちている

こっそり集めて
なにげなく祈る

何でもない日々
なんとなく祈る


それは
決してムダではなかった

また想う





読んでいただき、ありがとうございます。
気づかないふりをしていたものほど、
あとから「祈り」になって残る気がします。


《 A I 詩 連作 目次 (全作品一覧) 》


《 ~ ただ持って帰っただけ ~ シリーズ 》


いいなと思ったら応援しよう!