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「 そろばん 」

「割り算で風景を語れば目減りする」を、ただ持って帰っただけ


「 そろばん 」

4階の窓の向こう側
昨日 空見たか? と問う
普段 見たことないくせに
時間かせぎにふっかける


喧騒も終わり近く
したたか 酔いにつけ
あぐら座を背もたれに
寄りかかるひと
長い髪がくすぐる


通りすがりが耳打ち
そうか?
と返す


きびすを返して部屋にひとり
不意に訪ねてくるからふたり
あしたの朝に来るからひとり


1+2−1 は 1+1−1 みたいな


計算は苦手  かも
ただの間違い かな


次の日に長い髪を切った




いつか、また
この詩を綴った時代や背景を
記すことができればと思います。
夢か。現か。幻か。

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