「 車窓 」
「 笑っていたあとに残ったもの 」を、ただ持って帰っただけ。
見えているのに触れられないものがある。
速度があるからこそ、輪郭だけが残る。
これは、通り過ぎる時間の記録です。綴る。
『車窓』
車窓に映る自分に微笑むひと
見いってる
髪をさわる
自分をみつめる
否
自分をみつける?
ときおり
すまほに目を移す
又
車窓に目を移す
耳にイヤホン
口角あがる
頬ゆるむ
目わらう
ガラスに増える
自身に自身で
合わせ鏡
瞬きの数だけ
自身が増える
御影で降りた
読み終えたあと、何かが残るなら、
それは言葉ではなく、あなた自身の間隔
だと想います。
答えは起きません。
ただ、静かな痕跡だけ残します。
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