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【HSPさん】問題だと思ってるのは、本当にその出来事?


私たちって、何か嫌なことが起きたときに、すぐ「外側」を見に行く。


あの人が悪い。
夫がわかってくれない。
職場の人が協力してくれない。
子どもが言うことを聞かない。
あの人の言い方がきつい。
あの態度、なんなの。


で、頭の中でずっと考える。


なんであんなこと言うんだろう。
なんで私ばっかりやらなきゃいけないんだろう。
なんで大切にしてくれないんだろう。
なんでわかってくれないんだろう。

うん。
めっちゃわかります。



私も昔、ずっとこれをやっていました。
会社員時代なんて、特にそう。
周りの人に対して、内心ずっと怒っていたんですよね。



「なんでそんな仕事の仕方なの?」
「なんで私ばっかり気を回してるの?」
「もっとちゃんとやってよ」
「もうほんと使えない」



今思うと、
なかなかひどいことを心の中で思っていたなと思います。



でも、そのときの私は本気で思っていました。



私がこんなに大変なのは、周りがちゃんとしてないから。
私がこんなに疲れるのは、協力してくれない人たちがいるから。
私がイライラするのは、あの人のせい。



そう思っていたんです。(遠い目



でも。今ならわかるんですが、
本当は外側で問題が起きていたというより、
私の内側で、


「これは問題だ」
「これは許せない」
「これはなんとかしなきゃ」
「私は大切にされていない」


という認識が起きていたんです。


出来事そのものが、問題なんじゃないんです。


その出来事を見たときに、
自分の中で「問題だ」と判定している。


こっちなんです!



たとえば、
誰かにそっけない態度を取られたとする。


ある人は、
「あ、今日は忙しいのかな」
で終わる。



でもある人は、
「え、私なにかした?」
「嫌われた?」
「怒ってる?」
「私のこと雑に扱ってる?」
「やっぱり私は大切にされないんだ」

ってなる。



同じ出来事なのに、
中で起きている反応が全然違うんです。



つまり、苦しさの正体は、
外側の出来事だけじゃなくて、
その出来事に自分がどんな意味をつけているか、なんです。



ここに気づかないと、ずっと外側を変えようとする。



あの人がもっと優しくしてくれたら。
夫がもっと気づいてくれたら。
職場の人がもっと協力してくれたら。
子どもがもっとちゃんとしてくれたら。


そうやって、外側を一生懸命変えようとする。



でも、外側を変えようとしている限り、けっこうしんどいです。



なぜなら、自分以外の人って、基本コントロールできないから。



相手には相手の都合がある。
相手には相手の価値観がある。
相手には相手の未熟さもある。
相手には相手のタイミングもある。



そこを全部、自分の望む通りに変えようとすると、そりゃ疲れます。



しかもHSPさんは、ただでさえ人の感情や空気を拾いやすい。



相手の表情。
声のトーン。
LINEの温度感。
ちょっとした間。
場の空気。



そういうものを敏感に感じ取るから、
外側に意識が向きやすいんですよね。



でも、外側ばかり見ていると、自分の中心からどんどんズレていきます。



相手はどう思っているかな。
怒っていないかな。
嫌われていないかな。
私、間違っていないかな。
ちゃんとできているかな。



そうやって、気づいたら自分の人生のハンドルを、相手に渡してしまう。



で、疲れる。
めちゃくちゃ疲れる。



じゃあ、どうしたらいいのか。



まずは、外側をなんとかする前に、
自分の内側で何が起きているのかを見ることです。



「あ、私は今、これを問題だと思っているんだな」

これです。



もう、まずはこれだけでいい!



「あの人が悪い」でもなく、
「私が悪い」でもなく、
「こんなふうに感じる私はダメ」でもなく、



ただ、
「私は今、これを問題だと認識しているんだな」
って見る。



ここで大事なのは、
すぐに変えようとしないことです。



私たちってすぐ、
「じゃあこの反応をやめなきゃ」
「問題だと思わないようにしなきゃ」
「もっと前向きに考えなきゃ」
ってやりがちなんですけど。



それ、また自分責めになります!



問題だと思っている自分を、
さらに問題にしているだけです。



だから、まずは変えない。



直さない。

責めない。

ただ見る。



「私は今、反応している」
「私は今、怖くなっている」
「私は今、大切にされていない感じがした」
「私は今、わかってもらえないと感じた」
「私は今、ひとりで背負わされた気がした」



そうやって、自分の内側で起きていることを言葉にしてあげる。



するとね、少しだけ距離ができます。
出来事と自分の間に、スペースができる。
そのスペースが、めちゃくちゃ大事なんです。(特にHSPさんには



そのスペースがないと、
出来事=問題
相手の態度=私への攻撃
そっけない返事=嫌われた
頼まれごと=断れない
空気が悪い=私がなんとかしなきゃ

みたいに、全部くっついてしまう。



でも、少し距離ができると、

「あれ? 本当にこれは問題なのかな」
「私は何に反応したんだろう」
「この反応、昔からあるかも」
「また“私は大切にされない”って前提が出てきたのかも」

って見えてくる。



ここまで来ると、かなり楽になります^^



なぜなら、外側の問題だと思っていたものが、
自分の内側の反応として見られるようになるから。



これは、自分のせいにするということではありません。



ここ、勘違いしないでほしいんだけど、
「全部あなたのせいですよ」って話ではないです。



相手が失礼なことをしたなら、それは失礼。
理不尽なことがあったなら、それは理不尽。
距離を取った方がいい人もいる。
ちゃんとNOを言った方がいい場面もある。



そこは大事です。



でも、同時に、
その出来事を見たときに、自分の内側で何が起きているのか。



そこを見ないまま外側だけを変えようとすると、
また別の場所で同じ反応が起きます。



人が変わっても、同じように苦しくなる。
場所が変わっても、同じように疲れる。
環境が変わっても、また「大切にされていない」と感じる。



それは、外側がずっとダメだからではなく、
自分の中にある前提が、現実の見え方を決めているからなんです。



だから、問題を消そうとする前に、
まずはこう言ってみる。



「私は今、これを問題だと思っているんだな」

これだけでいい。



めちゃくちゃ地味です!
でも、めちゃくちゃ効きます!



なぜなら、その瞬間に、
外側に持っていかれていた意識が、自分に戻ってくるから。



相手を変える前に、
状況をどうにかする前に、
自分を責める前に、



「あ、私は今こう感じているんだ」

って、自分のところに戻ってきましょう。



ここが、自分軸の始まりなんだと思います。



自分軸って、
いつも堂々としていることではありません。



誰にも振り回されない強い人になることでもありません。



自分軸って、
外側で何かが起きたときに、
すぐ相手や状況に飲み込まれるのではなく、



「私は今、何を感じている?」
「私は今、何を問題だと思っている?」
「私は今、何に反応している?」

って、自分に戻ってこられること。

これだと私は思ってる。



だから、もし今なにかにモヤモヤしているなら、
いきなり解決しようとしなくていいです。

無理にポジティブにしなくていい。

相手を許そうとしなくてもいい。



ただ、まずは、

「私は今、これを問題だと思っているんだな」

って見てあげる。



それだけで、
少しだけ心に余白ができます。



その余白の中で、
本当はどうしたいのか。
本当は何が悲しかったのか。
本当は何をわかってほしかったのか。
本当はどこで無理をしていたのか。


そういう自分の本音が、少しずつ見えてきます。



外側を変える前に、
内側で何が起きているのかを見る。



問題をなくす前に、
問題だと思っている自分に気づく。



それだけで、
現実の見え方は少しずつ変わっていきます^^



そしてたぶん、
私たちが本当に取り戻したいのは、
問題のない人生ではなくて、

何が起きても、
自分のところに戻ってこられる安心感なんだと思います^^

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