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手足でなくて足るを知る(スネーク満床)【毎週ショートショートnote】

ドラゴンになりたいと夢見たヘビがいました。
彼は毒もなく人に害するようなこともない、ごくありきたりなヘビでしたが、人一倍いやヘビ一倍カッコいいことに強い憧れを持っていました。

なので、彼は7つの玉を集めると願いを叶えたり、ラスボスになったり、剣に絡みついていたりするドラゴンになりたいと考えました。それはもうヘビではないと教えてくれるヘビはいませんでした。

彼は有名な整形外科へ行きました。そこで翼を生やし、鉤爪がついた手を手に入れ、炎を吐く口とカッコいい牙をつけてくれ、と医者に頼み込みました。

驚いたことに同じようなことを考えたヘビで整形外科の予約は満杯でした。なぜ辰年である昨年に手術をしないのかと、自分のことを棚に上げヘビは大いに不満を漏らしましたが、出遅れた自分が悪いので諦めざるをえませんでした。

帰りに寄った本屋で、八岐大蛇はヘビがベースと気づいたヘビは、なんとなく気分が良くなりありのままの自分を受け入れましたとさ。

<所感>
迎春。
模範的自堕落正月を過ごしました。体重計に乗った記憶は消去済みです。
コーヒー豆屋さんで買ったコーヒーがすごくおいしかったので良きお正月でした。

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