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noteべからず集 なんのはなしですか編――毎日投稿2600日の視点

あんたはnote読んでて、途中でふと「……で、なんのはなし?」ってなったこと、ないかい。
「人生は旅だ」「自分らしく生きよう」みたいな言葉だけが、改行たっぷりで流れてくるやつだ。

ふわふわした感覚だけが残って、なんとなく甘い気分になる綿菓子みたいなあれだ。

いや、ほんまもんのポエムはいいのよ?
それを求めて読むんだから。

ただ、タイトルで「〇〇の悪を切る!」とかになっているのに、「悪者って悪いじゃないですか」とか、いきなり頭の中にはてなマークが浮かぶ導入は美味しくない。

今回は、そのなんのはなしですか系っぽい何かを、俺たちの書くnoteから追放するためのべからず集だ。

何度も言うが、意図的にならいいのよ?
そういうニーズに答えてるんだから。
#なんのはなしですか も意図的ならOK。
それを楽しめるニーズがきっちりあるんだから。

でも、意図しないでそうなっちまうと、読者像がぼやけちまう。
そうならないように、一回頭の中を通しておこうぜ。

「なんのはなしですか系っぽい何か」noteの特徴

意図のない「なんのはなしですか系っぽい何か」noteには、いくつか共通点がある。

  • 抽象ワードだけで1段落が終わる(人生・幸せ・成長・自分らしさ・変化・覚悟…)。

  • 誰の、どんな場面の話なのかが一切出てこない。

  • 読み終わっても「で、オチは?」「何が分かったの?」が残る。

つまり、空中でキレイに回転してるけど、どこにも着地してない文章だ。

生々しくないってーの?
素敵だけれど、どうすれば良いんだっけ?ってなったり、幸せそうでなによりみたいなふわっとした結論しか読み手の中に残らないっつーか。

爪痕が残らないやつ。
そういうの見たことあるだろ?

なに?それはオマイの読解力の問題だろうって?
仮に俺の読解力がかなり残念な感じだとしても、そんな俺にも通じたら世界が広がる気がするじゃんか。

なぜ人は抽象ポエムに逃げたくなるのか

書き手が悪人だからじゃない。だいたい、こういう心理だ。

  • 具体的な体験を書くと、自分のレベルや小ささがバレそうで怖い。

  • 正論や一般論で書いておくと、「間違い」にはなりにくいから安心。

  • なんとなく“深いこと言ってる風”になるので、書いていて気持ちいい。

で、その結果どうなるか。

「書き手だけが酔っている文章」が出来上がる。

読者からしたら、「いや、それであんたはどこで転んだ話をしてるの?」が置いてきぼりなんだ。

3行以内に「これ」を出せ

抽象をゼロにしろとは言わない。
ただ、最初の3行以内に、次のどれか1つは必ず出すルールにすると、「なんのはなしですか」度は一気に下がる。

  • いつ・どこで・誰の話か(例:30代独身で、毎晩終電で帰ってくるあんたの話だ)。

  • どんな悩みの話か(例:頑張ってるのに何者にもなれてない気がする、あの感じ)。

  • 読み終わったとき、何が分かる/避けられるか(例:「抽象ポエム」扱いされない書き出し方が分かる)。

このどれも出てこないまま、

「人生は選択の連続だ。僕らは今日も、何かを選び続けている」

だけで1段落終わったら、ほぼアウトだ。
そーっすねー。でバックボタン押されておしまい。
もったいないよな。

抽象1行 → 具体1行の書き換え例

たとえば、こんな書き出し。

NG:「人生は選択の連続だ。僕らは今日も、何かを選び続けている」

これを、具体+ベネフィット寄りに寄せるとこうなる。

OK:「『転職サイトだけ眺めて、何も応募しない夜』が増えてないか。
この記事は、その“動かない自分”から一歩だけ動くために、選択の話をする。」

同じ「選択の話」でも、

  • 誰の

  • どんな夜の

  • 何を変えるための話か

が一発で見える。

もうひとつ。

NG:「人は誰しも、幸せになるために生きている。」

これも、そのままだと何の話か分からない。

OK:「『なんとなく毎日しんどいのに、特に不幸でもない』って状態、あんたにも覚えはないか。
今日は、“幸せ”って言葉を、ちゃんと分解してみる。」

抽象ワードを捨てろ、じゃない。
抽象ワードの“前に”具体を一滴垂らせってるわけ。

今日からの「なんのはなしですか」対策

次にnoteを書くとき、公開ボタンを押す前に、最初の3行だけ読み返してみてくれ。

  • そこに、「いつ・どこで・誰の・どんな悩み or 興味」の話か、一言でも出てるか。

  • 読み終わったときの「読者の得」が、ぼんやりでも見えるか。

どっちもなかったら、こう自分にツッコんでやればいい。

「おい俺。それ、また“なんのはなしですか系のなにか”noteになってねえか?」

まあ、おまじないみたいなもんかもしれねー。
でも、ちっと見直すときの基準としては忘れない長さで良いだろ?

抽象のキレイさより、「ああ、これ俺の話だ」って1人に思わせることを、まず一個だけ優先してみねぇか。

つまりターゲットを絞るために「あんたの経験」を一滴入れろってことだ。

なあ、あんたはどうする?

あんたの中のリアルな経験を最初の3行に一滴でいいから混ぜる勇気を持てそうかい?

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香坂兼人・泥臭く考えるオッサン いただいたチップは今日のお昼ご飯に使わせてもらいますw