作品を守り、界隈も活性化! 保護魔法「ウォーターマーク」を習得しよう
📖3,365文字数/推定読了時間:7分🐏
「せっかくの作品なのに、ウォーターマークを入れるのは面倒」
そう感じている方も多いのではないでしょうか。
こんにちは、夜月です🐏
確かに、ウォーターマークとかサインって少し手間がかかりますよね。実際私も「面倒だな~」とか「せっかく描いたのに……マークで見づらくするなんて……」って思っていました。
ですが実はウォーターマークを入れることは、作品を守るためだけでなく、創作コミュニティ全体の健全性を守ることにもつながります。
特に二次創作が盛んな今、悪意のある第三者による無断使用のリスクも増大しているんです。悲しいけど、人間の悪意を止めるすべはない……😢
そこで本記事では、ウォーターマークの重要性と、それを効率的に入れる方法について詳しく解説していきます。
あなたの作品や大切な仲間を守る……そんな保護魔法のような「ウォーターマーク」を一緒に習得していきましょう!
まずは基礎知識「ウォーターマーク」とは?
ウォーターマークは、あなたの作品を守るための保護の魔法陣です。
この保護の魔法陣は、
あなたが「誰であるか」という情報
他人へ「これは私の作品です」という情報
をしっかり伝える役割を果たしています。
画像や文章、音声、動画など、あらゆる作品へ入れるこの印は、何と言っても著作権や所有権をしっかり伝えるためのもの。
視覚的に邪魔にならないよう、一般的には半透明にして入れますね。
特に、オンラインで作品が簡単にシェアされる今、自分の大切な創作を守るために保護の魔法陣は欠かせないツールになっています。
あなたのアートや想いをしっかり守るために、ぜひ保護の魔法陣を入れてみてくださいね。
保護の魔法陣がない時のリスク
簡単に言えば、あなたの作品を守れません。……と言うと、あまりにも不親切なので、しっかり何が危ないのかを改めて書きますね。
あなたの作品は、あなたの大切な思いと努力の結晶。その素敵なアートや文章が、もし誰かに無断で使われたらどうしますか?
残念ながら、保護の魔法陣を施していない作品は、悪意のある第三者に簡単に目をつけられ、利用される可能性が高いのです。
たとえば、あなたの素晴らしいイラストがSNSで拡散されたとします。
しかし、その時に印がなければ、誰がその作品を描いたのか、誰がそのアイデアを思いついたのか、わからなくなってしまうかもしれません。気づかないうちに、自分の名前が消えてしまうんです。
さらに、無断で商業利用される危険も。
あなたの大切な作品が、知らないうちに商品パッケージや広告に使われてしまうのです。実際、とある格安通販会社がたびたび創作家の作品を無断でシャツにしたり、アクセサリーにしたり、と問題を起こしています。
このように、明確に印がないと、苦労して作り上げた作品が台無しになってしまうリスクが大きくなるのです。
大切な創作を守るためにも、保護の魔法陣を使ってあなたの作品を守ってあげましょうね🐏
保護の魔法陣を簡単に入れる準備をしておく
今回は、私が普段利用しているClipStudioでの方法を解説します。他のイラストソフトなども、検索すると先人たちのたくさんの知恵が出てくると思うので、そちらも確認してみてくださいね。
1.自分専用のマークを準備する
◆テキストのみの場合
クリップスタジオのツールバーから「テキストツール」を選び、作品に入れたいテキスト(例:あなたの名前やURL、無断転載禁止などの文章)を入力し、画像化しておきます。
◆画像の場合
自分のロゴやサインなどを作成し、レイヤーを統合して背景を透過した画像ファイルを作っておきましょう。
どちらの場合も「タイリング」という画面いっぱいにその画像を敷き詰められるような形で作っておくと後が楽です。
最新のClipStudioでは、これらを用意したら、あとは画像保存の時に出てくるさまざまな設定の最下部にある「ウォーターマーク」でそれらを使ってタイリングと透明度を設定しておくだけで、保存のたびに自動で入れてくれます。
また、AI学習阻害のフィルターもありますので、気になる人はそちらも使ってみてくださいね。
最新ではないバージョンを利用中の方や、印の位置をイラストに応じて決めたい場合には、以下の方法でも印を準備しておくとよいでしょう。
2.マークを素材登録しておく
マーク用の画像を作ったら、マークのサイズや不透明度をある程度決めておきましょう。
個人的には、用紙のサイズの1/6サイズくらい、不透明度は20~30%くらいが良いかな、と思っています。
私がよく利用する用紙サイズは2L版。ネップリなどにも使いやすいのでこのサイズで描くことが増えましたね。この大きさだと350dpiで1750×2453ピクセルなので、およそ300ピクセル正方形くらいがいい感じと思っています。

もちろん、人それぞれで用紙の大きさが違ったり、解像度が違うので、自分の作品にあったものを見つけてくださいね。
サイズと不透明度を調整したら「編集」のメニューから「素材登録」>「画像」を選びましょう。各種入力して、素材を登録したら「お気に入り」などに入れておけばすぐに使えます。
あとは、入れたいときにそのマーク画像を呼び出して、位置などを調整しましょう。
保護の魔法陣を入れ忘れないポイントは、新規キャンバスを立ち上げたら、まずマーク画像を一番上のレイヤーに置いておくこと。場合によっては、テンプレートなどに登録しておくこともいいでしょう。何事も、習慣化が大事です。
保護の魔法陣が界隈を健全に活性化させる
保護の魔法陣は、ただ自分の作品を守るだけでなく、創作コミュニティ全体を健全に保つことも可能なマークだったりします。
現在の法律では、保護の魔法陣を外すこと自体は違法ではありません。しかし、無断で作品が使われることは、もちろん著作権の侵害にあたります。
著作権侵害、それは創作家のモチベーションを低下させる原因にもなります。一つひとつの対応は大変だし、消耗も激しい……。また、それらに対応しない場合にも、創作家の評価が下がることがあります。難しいところです。
こうした影響は、創作家一人の問題にとどまりません。
これ、もしも界隈全体で創作家が狙われたらどうでしょう?
そんな界隈でずっと創作を続けていけるとは思えません。そう考えた創作家が離れていけば……界隈が衰退してしまうこともあり得ると思いませんか?
もちろん、今の例は二次創作での話をしましたが、一次創作だって同じです。自分の作品やアイデアがどんどん盗られていくのを、黙っている人などいません。
一次や二次に関係なく、他創作家の作品を大切に思う気持ちがあるならば、自分の創作を守るついでに他創作家の作品も守れる保護の魔法陣を積極的に活用することが大事と言えるのです。
みんなで健全な創作環境を築く。
これは、すべての創作家にとって重要な課題ではないか、と私は創作家の一人として思います。
まとめ
私はよく「赤信号はみんなで渡ったって危ないもんは危ない」という話をさせてもらうことがあります。一人が赤信号を無視して渡れば、それに続く人がいる。そして、優しい運転手なら止まってくれるでしょうけど、悪意ある運転手ならそのまますべての人を轢いて、通り過ぎていくだけなんです。
今回の保護の魔法陣に関しても同じで、やるやらないは個人の自由ではあります。しかし、それが将来、自分の属している界隈にどのような影響を与えるかわかりません。
遠い未来なんて知らない、と言われたらそれまでですが、私は子を育てる親でもあるので、その子や孫の世代、もっと未来まで、みんなが創作を楽しめるように、自分ができることはしていきたいと思うのです。
話が長くなりましたが、まとめると「今できる苦労は買ってでもしろ」ということ🐏それが、未来の自分のためにもなるのです。


