東大教授が性接待で逮捕〜令和にこの感覚はありえない〜
東大大学院教授が逮捕されました。
日本化粧品協会との共同研究をめぐり、高級クラブや性風俗店で総額180万円分の接待を受けた収賄容疑。令和に、この感覚。昭和で止まっているとしか思えません。
業界の常識は変わった
製薬業界や医療業界では、接待に関する規制がこの十数年で激変しています。
かつては医師への接待が当たり前のように行われていました。ゴルフ、高級料亭、海外学会という名目の旅行。でも今は違います。製薬会社から医師への金銭的利益供与は厳しく制限され、講演料や原稿料ですら透明化が求められる。企業のホームページで、どの医師にいくら払ったかが公開されている時代です。
そんな中で、性風俗店での接待。感覚が何周も遅れています。
協会側は「接待を強要された」と主張しています。でも、最初に風俗店での接待を持ちかけたのはどちらなのか。普通なら食事やゴルフでしょう。いきなり性風俗という話にはならない。どちらかが言い出し、どちらかが乗った。「強要された」という言葉だけでは、何とも言えません。
立場の非対称性
たぶん、本人に自覚はなかったと思います。
「向こうが勝手にやってくれている」。そのくらいの感覚だったのではないでしょうか。ただ、共同研究の継続や内容の決定権を握る相手に、「No」とは言えない。力関係を理解していないのか、わかっていて無視しているのか。どちらにしても、立場の非対称性に無頓着というのは、パワハラやセクハラの加害者によくある構図と同じです。
62歳でそれがわからないとすれば、ずっとそういう環境で過ごしてきたのでしょう。
報道によれば、特任准教授も接待を受けていた疑いがある。事実なら、研究室ぐるみです。上がやっていることを下も見ている。あるいは一緒に連れて行かれる。そういう空気が常態化していた可能性があります。
180万円と2000万円の差
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