空と空の思考と昼のご飯と。 【詩】
ただ空を気にしていれば、
楽しくいた。
ただ汗を流すことが、
全てに思えていた。
ただわからないことを、
理論を立て実験することが、
全てを解き明かすのだと思っていた。
僕らは、
いつのまに、
一つの貪欲を忘れ、
多数の欲へと流されていたのか。
雲は割れ、
霧雨は視界を覆い、
思考の波は濁流になる。
てっぺんから地位まで、
いつの間にか、
箱庭のごとく。
我が身を持って、
解き明かすは、
これすなわち錬金なりや。
作麼生。
しかれども、
金で天は買えぬ。
即ちこれ、天命/天明なるや。
切羽詰まるは、
とどのつまるは、
人も欲も気分さえ、
ただただ青天井あるのみ。
詰まらぬ世など、
会議室にでも、
詰め込んで、
ただ空を眺めて、
昼ご飯を悩もうか。
