お笑い芸人と体型的特徴|2025年のM-1の2025のママタルトは「じゃあ、あんたが太ってみろよ」のキャッチコピーどおり、大鶴肥満の体型を生かしたネタが満載!
こんにちは。大阪お笑い塾の代表の高田豪です。
今回は、ママタルトと大鶴肥満さんを例に、お笑い芸人の体型とボケについて解説いたします。
コンプライアンス時代だからこそ「特徴」は最大の武器になります
現代はコンプライアンスが強く意識される時代です。外見や身体的特徴を笑いにすることには、慎重さが求められる空気もあります。
しかし一方で、お笑いにおいて「誰が見ても一瞬でわかる特徴」は、今も昔も変わらず強力な武器です。その典型例が、かつての吉本新喜劇で活躍した 池乃めだか さんでした。
池乃めだかが示す、お笑い芸人の武器
池乃めだかさんは、小柄な体型を、本人が引き受けたうえで笑いに変えてきた芸人です。そこには悪意も嘲笑もなく、「この人だから成立する」という明快さがありました。
観客は説明される前に理解し、安心して笑うことができたのです。特徴がキャラクターとして完全に昇華されていたからこそ、長年愛され続けました。
大鶴肥満は現代における「わかりやすさ」を体現しています
この系譜に位置づけられるのが、ママタルトの 大鶴肥満 さん。
体重190キロという体型は、隠すものでも、言い訳するものでもなく、舞台に立った瞬間から笑いの前提になります。
だからこそ、M-12025の決勝で披露された「初詣の鈴を引いた瞬間、その怪力と体重よってにすべてが崩れ落ちる」という極端な設定も、観客は違和感なく受け入れられるのです。
特徴を引き受けきることが「みんなが笑える」条件です
ママタルトは、一部の熱狂的なファンだけでなく、できるだけ多くの人に届く笑いを目指しているコンビです。そのために必要なのが、説明不要の特徴であり、誰が見ても理解できる身体性です。
大鶴肥満さんは、自分の特徴を中途半端に扱わず、堂々と引き受けきっています。だからこそ笑いは個人攻撃にならず、現象として共有されます。
特徴を最大限に活かす姿勢がママタルトの強さです
コンプライアンスが厳しくなった今だからこそ、特徴を曖昧にするのではなく、明確に使い切ることが重要になります。
池乃めだかさんがそうであったように、大鶴肥満さんもまた、自分にしかできない笑いを真正面から提示しています。
特徴は制限ではなく、使い切ったときにこそ最大の武器になります。その好例が、今のママタルトだと言えるでしょう。
つまりママタルトの笑いは、極めて王道で普遍的なのです。
