点在する島の井戸 7.6

 「家島」にはあらゆるところに井戸がある。小さな島なので、真水は難しいと思っていたがそうではないらしい。街なかを歩くと至る所に井戸跡がある。現在は井戸の入口がフタで閉じられているので、使われていないようだが、その跡を見るだけでも、昔の人の生活ぶりが彷彿できるのがよい。

 一時期は、海水を真水にする試みもあったようだが、今は隣の赤穂市から海水パイプでつなぎ、飲料水を供給しもらっている。飲水は昔から人が生きるための生命線だが、井戸一つを考えても、その土地その土地の暮らしの様子を想像できるのが面白い

 昔、母の実家近くの墓地で、ポンプを使って、水を出していた経験があるが、その水の冷たさを今も鮮明に覚えている。水道水が当たり前になっている昨今、水のために様々な方が苦労をしてきた事実を私たちは知る必要がある。

フタを閉じられた井戸
かつての生命線である井戸の跡

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