200円の楽園が復活!3年ぶりに訪れた思い出の「藺牟田池キャンプ場」で過ごす、贅沢な癒やしのソロ時間
思考の整理と、ソロキャンプのチャンス
「1人になりたい。自然を感じたい」
なんだか仕事や諸々のことで頭の中が散らかり、無性にそんな思いが高まっていました。
久しぶりに、特別な予定のない週末の2連休。
天気予報も快晴で、季節は過ごしやすい5月半ば。
「条件が整ってる……よし、ソロキャンプに行こう!」
妻に恐る恐る切り出すと、快くOKを貰えました。感謝です。
寒すぎたり、反対に夏の暑すぎる季節はキャンプのハードルが上がります。雨の撤収も億劫なものです。このタイミングを逃すと、しばらくチャンスは訪れない――。
まさに今こそ、ソロキャンプのチャーーーーンス☆
そうと決まれば準備開始です。
キャンプ道具一式を玄関に並べると、毎回「人一人が1泊するだけなのに、なぜこんなに量が多いのか……」と圧倒されます。
YouTubeや雑誌で紹介される、おしゃれでミニマムなソロキャンパーの方々とは、ほとんど真逆のスタイルです。
実は私も、ソロ用の格好いい軍幕テント(バンドックの「ソロベースEX」)を所有していて、昨年度までは一軍として多用していました。
しかし今年に入り、ファミリーキャンプ用に購入したアイテムをソロでも使うことが増えています。理由はシンプルに「設営と撤収の手間が少ないから」です。
現在の主戦力は、「ayamaya」のポップアップテントと、「FIELDOOR」のワンタッチタープテント。
どちらも、なかなかにでっかい!車で行くオートキャンプじゃないと到底運搬できないほどのデカアイテムです。
「映え」なんて完全無視ですが、設営と撤収がとにかく楽。最近はソロだろうがデュオだろうが、このコンビが主力です。
「映え」と「楽ちん」は、多くの場合でトレードオフですね。
地元の応援券で、いざ買い出しへ
愛車(プリウスα)に荷物を積み込み、まずは買い出しへ向かいます。
ここで、先月阿久根市から全市民に配布された「阿久根市生活応援商品券(1人20,000円分)」の出番です!

本当にありがたいこの商品券を携え、阿久根のメガスーパー「A-Zあくね」へ。
20,000円分のうち、5,000円分がA-Zで利用可能です。
食材とお酒、そして薪を購入。文字通り「AからZまで」何でも揃うお店のおかげで、手出しほぼゼロで買い出しを済ませることができました。
買い出しを終え、今回向かうのは**「藺牟田池(いむたいけ)自然公園キャンプ場」**です。
阿久根駅や「A-Zあくね」からは、車で1時間ちょっと(約51〜53km)の場所にあります。
薩摩川内市にあるこのキャンプ場は、令和6年(2024年)6月の豪雨による土砂崩れの影響で、長きにわたり閉鎖されていました。
しかし、長期間の復旧工事を終え、先月(2026年4月21日)に待望の利用再開を果たしたのです。これは行くしかない!と、今回の目的地に決定しました。
実はこの場所、私が職場のキャンプの後輩に連れられて「大人になってからのキャンプデビュー」を果たした、非常に思い出深い場所です。
家族5人で初めてファミリーキャンプに訪れたのもこの場所。
その他にも友人とのデュオ、職場のグルキャン、真冬のソロ……過去に5回も利用しています。
ただ、それはすべて豪雨災害の前のこと。今回は約3〜4年ぶりの訪問となります。
車内で一人カラオケを楽しみながら、思い出の地へと車を走らせました。
劇的に進化した「200円の楽園」
藺牟田池に到着。

以前はキャンプ場近くにあった管理棟ですが、再開後は展示施設「アクアイム」が受付窓口になっていました。
このキャンプ場の最大の魅力は、なんと言っても**「利用料が1人200円(小学生以上)」**という驚異の価格設定です。

ソロなら200円。もはや感覚としては無料キャンプ場です。
予約は不可で、受付順に好きな区画を選ぶ仕組みになっています。
被災前は区画整理がされておらず、繁忙期はテトリスのように隙間を縫って駐車していました。一度設営すると車を出すことも困難で、途中で近くの温泉や買い出しに行くのが難しかったのも、今となっては良い思い出です。
それが営業再開後は紐で区画整理され、入場グループ数にも制限が設けられていました。駐車のストレスや入退場の困難さが解消されたのは、本当にありがたい改善です。
現在は最大18組が利用可能。土曜の13時頃(受付開始は12時)に到着した時にはすでに11組が入場しており、多くの場所が埋まっていました。
しかし、通称「藺牟田富士」こと「飯盛山(いいもりやま)」を目の前に望む素敵な区画が、奇跡的に空いていました。
残り物には福があるっ☆

思えば、昔ファミリーキャンプをした時と同じ場所のような気がします。ラッキーでした。
楽ちん主力アイテムのおかげで、わずか15分で設営完了。


A-Zで購入したいなり寿司をお供に、さっそく乾杯です!

土曜の昼下がり、14時前からのビールは何とも言えない贅沢な背徳感。そこからまったりと過ごし、テントの中で贅沢な昼寝も挟みました。

5月半ばとはいえ、天気の良い日中はなかなか暑さが厳しく、朝晩との気温差が激しいため服装の調整が難しい季節です。
17時頃、周囲が静かになり始めたタイミングでゆっくりと焚き火を起こし、簡単な料理を開始します。


暗闇に灯るランタンの雰囲気はいつだって最高です。

自由気ままに夜を堪能し、22時頃にテントへ。
ここで今回は、自宅から持参した**「ストレッチポール」**を取り出します。
普段の就寝前の習慣なのですが、「一人で大きなテントを使うなら、中でできるのでは?」と思いつき、キャンプに初めて持ち込んでみました。
広いテントの中でばっちり身体を整えたおかげか、いつも以上の寝つきの良さで深い眠りにつくことができました。
「藺牟田富士」に昇る奇跡の朝日
翌朝、普段通りの朝5時に起床。
身の回りを片付けながら、狙うは「藺牟田富士からの日の出」です。
朝6時頃、だんだんと周囲が白んできます。


気づけば他のキャンパーさんたちも、カメラを手に山を正面に見据える位置へ集まってきていました。
そして、日の出の瞬間――。

素晴らしい景色でした。
山頂から神々しい光を放つ朝日が顔を出し、目の前の藺牟田池の静かな水面に、山影と朝日のきらめきが美しく映し出されていました。

鹿児島に住む身としては、本物の富士山の御来光をキャンプ場で拝むのはハードルが高いですが、ここ薩摩川内市で、それに匹敵するほどの素敵な疑似体験ができることに深く感謝しました。
日の出を堪能した後は、お湯を沸かしてインスタントのご飯とコーヒーでシンプルな朝食。

その後は、散策をしながらテントやタープが乾くのを待ち、




チェックアウト(12時)に十分余裕を持った午前10時頃に撤収を完了しました。
帰る際、かつて土砂崩れのあった場所を少し見学しました。


改めて自然の力の大きさと脅威を感じます。
こうした素敵な施設が綺麗に、快適に使えることは決して当たり前ではありません。
多くの方々の尽力があってこそ、この環境が維持されている。そのことに感謝し、これからも大切に使わせていただこうと心に誓いました。
思い立って繰り出した、思い出の地へのソロキャンプ。
誰にも邪魔されない自由な時間の中で、散らかっていた気持ちや頭の中をすっきりと整理することができました。本当に行って良かったです。
それにしても、1人200円は安すぎる……!
新生・藺牟田池自然公園キャンプ場、ぜひまた利用させていただきます。
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