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Googleマップを閉じて、風の匂いで決める旅

ひとりで旅をするとき、
その土地の空気を、どれだけ自分の感覚で味わえるかが大事だなと思う。

情報を集めすぎず、構えすぎず、
でもちょっとだけ丁寧に。

今日は、そんな私の旅の中で「大切にしていること」を、3つ書いてみます。




1|その土地のものを食べること


マレーシアのペナンという町で食べたビリヤニが、ずっと記憶に残っています。
ビリヤニ?って思うかもしれません。インドじゃんって。

でも、ペナンって美食の街と呼ばれていて、
マレー系・中華系・インド系の文化が入り混じる、すごくおもしろい場所なんです。
そのビリヤニは、竹筒からニュルっと出てきて、
スパイスがしっかり効いていて、見た目もあいまいって最初はちょっとびっくりしました。

「大丈夫かな?スパイス強そう…」って少し戸惑ったけど、
一口食べて、「うまっ……」と、つい声が出てしまって。
その日、たしか5食目くらいだったんですけど、それでもぺろりと平らげてしまいました。

日本に戻ってきた今も、あの味を探しています。
旅先でのごはんって、味もだけど、体験ごと、まるっと記憶に残るんですよね。



2|「なんとなく」を信じてみること


旅をしていると、ついGoogleマップやレビューを見て「ハズさない」選択をしたくなります。
とくに海外ひとり旅では、安全のためにも情報収集は欠かせません。

でも、わたしはできるだけ、「なんとなく気になるな」を信じるようにしています。

台湾を旅したとき、
ふと見つけた小さなお店で、「お茶の麺」と書かれたメニューを見かけました。
写真もないし、味の想像もつかない。
でもなんだか気になって、えいっと頼んでみたんです。

結果は……正直、ちょっと口に合わなかった(笑)。
でも、後悔は全くしていません。
むしろ「頼んでよかった」と思っています。

たぶん、頼まなかったら、ずっと気になってた。
そして、“自分の直感”を選んだことが、ちょっと嬉しかったんです。

レビューにある「おすすめ」じゃなくて、
自分の中の「なんか気になる」を大事にする旅、好きです。

これは、美味しかった小籠包のお店。
野外で食べるのも旅の醍醐味。



3|お茶を淹れること、


旅先に茶器と少しの茶葉を持っていくのが、わたしの小さな習慣です。

ベトナムのコンダオ島という、海のきれいな小さな島にひとりで行ったときのこと。
現地のツアーにひとりで参加して、
ベトナム人のマダムたちやお兄さんたちと一緒に、島に行きました。

ラッシュガードのまま、着替えとお茶道具をリュックに入れて。
ホテルでお湯をもらって、岩場のうえをちょっとテーブル代わりにして、お茶を淹れました。

波の音しか聞こえない中、
お湯を注ぐと、茶葉の香りがふわっと広がって、
それと一緒に塩の香りも混じって、
「なんて幸せなんだろう」って、心の中でそっとつぶやきました。

誰かに見せるわけじゃなくても、
こういう時間を持てることが、旅のごほうびだなと思います。

コンダオにて。



おわりに


予定通りにいかないことも多い旅の中で、
「どう過ごすか」は、すごく大切なことだなと感じています。

その土地のものを食べること。
“なんとなく”を信じて動いてみること。
自然の中でお茶を淹れて、自分とつながること。

どれもわたしにとっては、
ただの習慣じゃなく、心がよろこぶ“旅の儀式”のようなもの。

あなたが旅先で、大切にしていることって、どんなことですか?

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