Food Chainingー食べない子の食事を広げる前に考えること③Food chainingの実際 今食べられているものから、どう広げるのか
2026/06/07
Food chainingというと、「食べられる食品から、少しずつ似た食品へ広げていく方法」と説明されることがあります。
たしかに、それはFood chainingの中心にある考え方です。ただし、ここで大事なのは「何を目標にするか」よりも、「今、何が食べられているのか」を見ることです。
食べない子に出会うと、私たちはつい「野菜を食べてほしい」「肉を食べてほしい」「いろいろなものを食べてほしい」と考えます。
でも、Food chainingでは、まず今食べられている食品を見ます。
どの食品か。どのメーカーか。どの形・温度・硬さ・味・食感か。どんな食べ方か。
そこを見ないまま新しい食品へ進めることはできません。
Food Chainingの第6章では、子どもが現在食べているコア・ダイエットを分析し、味・食感・温度・硬さなどの特徴を見たうえで、現在受け入れている食品に近いものから少しずつ広げていく方法が説明されています。
大人から見ると似ている食品でも、子どもにとってはまったく違うことがあります。たとえば、チキンナゲットとグリルチキンは大人には「同じ鶏肉」でも、子どもには「衣があるか」「手で持てるか」「どう崩れるか」「ソースはつけられるか」が大きく違います。
一方で、チキンナゲットと白身魚のフライは食品群が違っても、「衣がある」「揚げてある」「手で持てる」「外がサクッとして中がやわらかい」という点で、子どもには近い食品かもしれません。
Food chainingでは、大人の食品分類ではなく、子どもにとっての「似ている・違う」を見ます。
ここから先では、コア・ダイエットをどう分析するか、子どもにとっての「似ている食品」をどう考えるか、チキンナゲットの例、感覚の段階、反応の記録、一歩下がる判断について整理します。
Food chainingの中心は、食べられない食品に早く近づけることではありません。
今食べられている食品を分析し、その子にとって受け入れられる変化を小さく積み重ねることです。
ここから先は
Food Chaining 食事を広げる前に考えること
「食べられるものが少ない」という相談に対して、 Food Chaining という方法が知られるようになりました。 ただ、食事を広げる前…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
