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nekonosara
亀のごぶさん【28/100】

我が家の家族構成、実は二人ではない。
独身時代から夫が飼っていた亀一匹と人間二人の3人で2dkの家に住んでいる。通称ごぶさんだ。
正式名称は「ゴブリン2号」で、彼のお義母さんが初代の亀をゴブリンと名付け、その名を世襲したらしい。
名前の由来は「怪獣っぽいから」とのこと。
ゴブリンって怪獣というよりは妖精とかドワーフに近いイメージなのだが、お義母さんが怪獣だと言うなら怪獣なのだ。
結婚して同棲をはじめた頃は、「なんやお前」とビビラれてごぶさんはわたしの顔を見るなり自分の部屋へと戻っていたのだが、夫より先に帰ってくる様子を見て慣れたのか、帰宅すると「餌をよこせ」とこちらに向かってアピールをしてくる。
夫が用意した亀用の餌を数粒落として水槽の側面を叩き、数分経てばぱくりとえさを食べる。
そして満足すれば、そのまま自分の部屋へと戻る。
最近は部屋の温度の上昇に伴い水の温度が熱くなっているのもあってか、ごぶさん専用の扇風機が動いていて、その下で甲羅を乾かす様子も伺える。
人間ですらやられるのだから、そりゃ亀だって暑いよね。
さて、週末からわたしは里帰りで120日間家を離れる。
戻ってきたとき、ごぶさんはわたしの顔を覚えているのだろうか。おそらくリセットされてしまう気もする。
亀の記憶力と検索したら「記憶力は悪くない」と出たのだが、果たしてどうなるのか。
夫の長年の相棒として、わたしの留守中のおうちの門番 頼んだよ、ごぶさん。
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