Q.専門研修スルーの若手医師が増えると医療はどうなる?A.医者は増えるが良い医者が減る!
若手医師の間で「専門研修スルー」が増えている。これは医療現場だけの問題ではなく、患者にとってもリスク。制度改革は進まなくても、私たちが医者を選ぶ目を持つことが今すぐできる自衛策だ。
激論!専門医じゃない医師にかかるとどうなるか? 患者ができる自衛策は?
■若手医師の間で広がる専門研修スルー
近年、医師国家試験に合格して初期研修を終えても、専門研修に進まない若手医師が増えています。理由はさまざまです。過酷な勤務環境、専門医を取得しても収入が増えないこと、自由診療で高収入を狙える環境などが背景にあります。
一見すると個々のキャリアの自由に見えますが、患者にとっては見過ごせない問題があります。
■経験不足のまま診療する医師が増えるリスク
専門研修は単なる資格取得のための手続きではありません。一定の症例を経験し、上級医から指導を受け、トラブル症例に対応する力を養う大切な期間です。
日本の医療は高度化しており、経験を積んでいない医師が診療して成果が出るのは、風邪や花粉症程度です。風邪や花粉症の診断ぐらいであれば、医学生でも生成系AIでも誰でもできる時代になっており、医師にかかることでもないかも知れません。
専門的な研修を経ない医師は、仮に知識があっても臨床経験が浅く、複雑な症例に適切に対応できない可能性があります。これは、患者にとって診断の遅れや誤治療といったリスクにつながる現実的な問題です。ネット検索やChatGPTなどによる回答で、間違いを間違いと見抜けないまま適当な診療が施されてしまう可能性すらあります。
■ヤブほどリリースが悪い
わたしのこれまでの経験と偏った偏見から言わせてもらうと、ヤブほど困ったときの患者のリリースが悪いです。
通常のトレーニングを受けている医師であれば、自分の手に負えないだろうと感じた場合や自分の専門外の疾患だと思った場合は、大きめの病院や他の科の医師に紹介して、患者の診療が奏功するように外部と連携します。
しかし、レベルが低い医者は、診療上の問題点がわからないので現場では少しも困らないのです。その結果、自分の最低限の診療が継続するように自分のできる検査や投薬を継続するのです。
つまり、患者が治らなくても自分の売上が上がることを優先するのです。患者が治らないのは医者の腕が悪いせいなのですが、彼らにとっては売上が上がればそれでいいのです。
■制度はすぐには変わらない
厚生労働省や医師会の間では、専門医の資格と診療報酬を連動させる議論が進んでいます。さらに医師過密地域での開業制御や、専門医資格の情報公開制度の整備も検討されています。
しかし、制度改正には時間がかかります。現状では、患者が自ら正しい情報をつかみ、医師を選ぶことが最大の自衛策です。
■患者が今すぐできる自衛策
専門医資格を確認する
診療科ごとに専門医制度があります。学会や厚生労働省のサイトで、医師の資格を調べることができます。受診前に確認するだけでもリスクを減らせます。
なんでも屋クリニックを避ける
一人の医師が複数の診療科を標榜し、美容医療や内科外科を同時に扱うクリニックは慎重に判断しましょう。餅は餅屋という考え方が安全です。
診療担当医の名前がわからないクリニックなどもってのほか
信用できる、まともなクリニックでは担当医師のスケジュールが公開されてるもんです。ホームページや院内に掲示されています。
オンライン診療やアルバイト医師で回しているクリニックでは、基本公開されません。素性がわからない人に自分の大事な体を見てもらうのは止めましょう。
セカンドオピニオンをためらわない
大きな治療方針を決めるときは、別の専門医に意見を求める習慣をつけると安心です。
医師の経歴を意識して選ぶ
診療報酬や広告の情報だけでは医師の実力は分かりません。研修歴や専門医資格を意識して選ぶことが、結果的に質の高い医療を受ける近道です。
■命を守るのは最終的に自分
制度改革を待っていても、すぐに状況は改善しません。
医療の質を見極める目を持つことは、患者一人ひとりにとって最大の防御策です。
専門医資格を意識し、情報を自分で取りに行く習慣を身につけることが、これからの医療リテラシーの第一歩です。
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