風のように世界をつなぐ四緑木星のあなたへ ―坂本龍一に学ぶ、流れを生み出す開運クラシック♪5選
心の流れが、一歩を連れてくる音。
一、二、三。
8月11日は「山の日」。
山に降った雨は地面へ染み込み、森を潤し、やがて川となって遠くまで流れていきます。小さな一滴から始まった水が、木を育て、新しい景色をつくっていく。
今日は、そんな自然の循環に寄り添いながら、
坂本龍一さんの《energy flow》を聴いてみたくなります。
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《energy flow》は1999年、三共「リゲインEB錠」のCMから生まれたピアノ曲です。坂本さんが短時間で書いたCM音楽から発展し、収録シングル『ウラBTTB』はインストゥルメンタル作品として史上初のオリコン週間シングルチャート1位を記録しました。
バブル期の「24時間戦えますか」という強いメッセージとは対照的に、《energy flow》から聞こえてくるのは、頑張れ、前へ進め、という音ではありません。
力をため込むのではなく、
流す。
曲の始まりは、とても静かです。
左手の一定した音の流れの上から、右手の旋律が水面に浮かび上がるように現れる。
強く前へ押し出すのではなく、
音から音へ。
心から心へ。
流れに身を任せているうちに、自分の内側で止まっていたものが、少しずつ動き始めます。
この「flow」という言葉。
坂本龍一さんの人生そのものを表しているようにも感じます。
四緑木星とは、どんな星?

坂本龍一さんは1952年1月17日生まれです。
ただし、九星気学の暦では2月3日の節分までが前年とされ、1月1日から2月3日生まれの方は前の年の生まれとして計算します。そのため坂本さんは、暦の上では1951年(昭和26年)生まれとして扱われます。
昭和26年生まれは、四緑木星にあたります。
四緑木星の五行は「木」。方位は東南、季節は晩春から初夏にあたります。
ただし、同じ木星でも、三碧木星が勢いよく伸びていく若木を表すのに対して、四緑木星は、すでに十分に成長した木。
枝を広げ、
風を受け、
人や場所をつないでいく木です。
四緑木星には、
調和・ご縁・信用・交渉・広がり・風
といった意味があります。
その性質を、もう少し具体的に見てみましょう。
社交性:物腰が柔らかく、誰とでも自然に打ち解けられる。初対面の相手からも「話しやすい人」と思われやすい星です。
信用と縁:九星の中でも特に「ご縁」を象徴する星とされ、人と人、情報と情報をつなぐ役割を担いやすい。結果として、人脈や紹介から仕事やチャンスが広がっていくことが多いといわれます。
柔軟性:風のように、状況に応じて形を変えられる適応力があります。一つのやり方に固執せず、その場に合った振る舞いを選べる強みです。
優柔不断な一面も:人当たりの良さの裏返しとして、決断に時間がかかったり、周囲に気を遣いすぎたりすることも。だからこそ、自分の軸をどこかに持っておくことが大切だとされています。
遠方・海外との縁:四緑木星は「遠くへ行く」「海外とつながる」象意も持つ星です。国内にとどまらず、海を越えて活躍する人が多いのも特徴です。
信用の積み重ね型:一発の派手さよりも、日々の誠実な関わりが、じわじわと大きな信頼へ育っていくタイプ。焦らず関係を育てることで、遠くまで届く運を育てていきます。
そしてもう一つ。比較的若いうちから社会との接点を持ち、才能を世の中へ広げていく人も多い星だと、僕は捉えています。
坂本龍一さんも、まさにそうでした。
1978年、26歳で初のソロアルバム『千のナイフ』を発表。
同じ年、細野晴臣さん、高橋幸宏さんとYMOを結成します。
20代にして、
作曲家。
演奏家。
編曲家。
スタジオミュージシャン。
そして、電子音楽の最前線へ。
一つの場所にとどまるというより、さまざまな人、技術、文化の間を行き来しながら、新しい流れをつくっていきました。
これも、僕にはとても四緑木星らしく見えます。
“教授”の根には、クラシックが流れていた
坂本龍一というと、
YMO。
シンセサイザー。
電子音楽。
映画音楽。
そんなイメージが強いかもしれません。
けれど、
その音楽の土台には、本格的に学んだクラシック音楽があります。
坂本さんは東京藝術大学で作曲を学び、大学院では電子音楽や民族音楽にも研究領域を広げました。
なかでも特別な存在だったのが、ドビュッシー。
坂本さん自身、ドビュッシーから大きな影響を受けたことを公言しています。
後年には、自ら完全監修した音楽全集「commmons: schola」で、バッハ、ドビュッシー、ラヴェルをはじめ、ジャズやロック、現代音楽まで幅広く掘り下げました。
第1巻がJ.S.バッハ、第3巻がドビュッシー、第4巻がラヴェルです。
そして、その活動はNHK Eテレの
『スコラ 坂本龍一 音楽の学校』
へ発展。
坂本さん自身が“教授”となり、若い世代と一緒に音楽を分解し、聴き、考え、再び組み立てていきました。番組は2010年から放送されています。
電子音楽の先端を走りながら、
バッハへ戻る。
ドビュッシーを研究する。
ラヴェルを読み直す。
古いものを捨てて新しいものへ行くのではなく、
過去と現在の間に、新しい道をつくる。
ここにも「つなぐ人・坂本龍一」がいます。
日本から世界へ
1983年、大島渚監督の映画『戦場のメリークリスマス』。
坂本さんにとって初めての映画音楽であり、出演もした作品でした。本人も、この映画が人生を変えたと振り返っています。
そして『ラストエンペラー』では、デヴィッド・バーン、蘇聡とともに音楽を担当。
アカデミー賞作曲賞を受賞し、さらにグラミー賞も受賞しました。
日本の音楽家。
クラシックを学んだ作曲家。
電子音楽の先駆者。
アジアと西洋の間に立つ人。
坂本龍一さんは、一つの肩書きでは収まらなくなっていきます。
風が国境を知らないように、
その音楽もまた、国境を越えていきました。
音楽だけでは終わらなかった
坂本龍一さんがつないだのは、音楽だけではありませんでした。
平和。
環境。
地域。
森。
未来の世代。
社会への発言も積極的に行い、平和についての論考集『非戦』を監修するなど、90年代以降は環境・平和問題への活動を広げていきました。
2007年には、森林保全団体more treesを創立。
掲げられたキーワードは、
「都市と森をつなぐ」
です。
音楽と人をつなぐ。
過去と未来をつなぐ。
日本と世界をつなぐ。
そして、
都市と森をつなぐ。
こうして見ていくと、坂本龍一さんの人生には、一貫して「つなぐ」という役割が流れていたように感じます。
僕が好きな、もう一人の坂本龍一
そして、僕が坂本龍一さんの仕事の中で、個人的にとても好きなのが、
編曲家としての坂本龍一
です。
その中でも何度も聴きたくなるのが、佐藤博(GWAN)さんの
《青空》
という曲。
1976年発表の作品で、坂本さんが編曲を担当し、シンセサイザーも演奏しています。
つまり、YMO結成より前。
まだ20代半ばだった頃の仕事です。
主役は、もちろん佐藤博さんの歌とメロディー。
でも、坂本さんの編曲が入ることで、音の向こう側に、もう一つ景色が広がっていくように僕には感じられます。
こちらは原曲の「青空」1974年のライブ演奏
こちらはこちらで素朴な感じのフォークソングで良いです♪
なんと、ピアノ演奏は坂本龍一です(途中でソロアレンジも聴けます)
編曲って面白い仕事です。
自分の存在を一番前へ出す必要はありません。
その曲がもともと持っている魅力を見つけ、
少し光を当て、
風を通し、
もっと遠くへ届く形にする。
相手を消さずに、相手の世界を広げる。
これほど四緑木星らしい仕事もないのかもしれません。
ここから先では、
坂本龍一さん自身の作品から2曲。
同じ四緑木星の作曲家から1曲。
そして五行の相生から2曲。
合計5曲を選びました。
坂本龍一という一人の音楽家から、
クラシック音楽の世界へ。
ここからもう一度、風を吹かせてみたいと思います。
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