中東で食べた“リトアニア製カップ麺”が想像以上だった話〜アジアの味を東欧が再構築?
出張先の中東で、ふと手に取った一杯のカップ麺。
韓国っぽい見た目なのに、よく見るとリトアニア製!?
どこか懐かしくて、でも確かに異文化な味に、思わず感動してしまったカップ麺小話です。
アジア発の麺文化が、いま東欧でどう育っているのか─。ちょっと覗いてみませんか?
中東のある国に滞在中のこと。
ホテル生活が続く中、近くにはレストランやファストフードの店もたくさんあるのだけれど……。
物価が高く、しかも量が多め。そんなわけで、お昼を軽くすませたいときは、近所のスーパーで買ったカップ麺がありがたい。
その日もアジア系のコーナーで、パッと目に入ったカップ麺を手に取りました。

見た感じ、韓国っぽい。でも、裏面の細かい表示を見ると、「Lithuania」の文字が。
えっ、まさかリトアニア製!?
調べてみると「Kauno Grūdai」というリトアニアの企業が作っているらしく、原材料も自社産。
ホームページには「style chicken」「garlic shrimp」「beef」「hot & spicy」の4フレーバーがあり、今回はチキン味をチョイス。

パッケージは、透明の樹脂カップの外側に厚紙を巻いた仕様。しかもその厚紙には切れ込みが入っていて、プラスチックと紙を分別できるようになっている。エコですね。
お湯を注ぐだけで、具もスープも一緒になった状態で4分待てば完成。
お味のほうはというと─

「Asian taste」と書いてはあるけれど、正確にはチキンスープに麺を入れたような、やさしい味。
派手な刺激はないけど、
素朴で自然な風味があって、
これはこれで美味しい。
実はリトアニアは「美食の国」ともいわれていて、
ただのアジアの模倣ではなく、
独自の解釈とアレンジを加えてきているのかもしれません。
ちなみに、
2016年の同社のカップ麺のレビューでは
「麺が短くてスプーンで食べる」
との記載がありましたが、
今回の麺はちゃんと長く、
日本のカップ麺と同じ仕様でした。
企業努力の成果なのか、
もしくはリトアニアでもお箸で食べる文化が根づきつつあるのか─。
(HPにはアニメ調のイラストで、
お箸で麺をすすっている画像もありました)

カップ麺といえば日本発の文化の代表選手。
それがいま、中東の地でリトアニア製の姿になって自分の前にあるというのは、
ちょっとした感動体験でした。
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