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ニトリル手袋の不足の深度

こんばんは。ニトリル手袋は医療だけでなく半導体製造にも必要で、欠品・品薄に直面してから、聞いてなかったという悲劇を避けたいので記事にします
本日の確認でネット通販は通常どうり品物が並んでいます。ご家庭で使用するぶんにはあまり問題にならない可能性があります*。深刻な問題がおこると予想されるのは、医療用と半導体製造用になります

*誤解を招く表現なので訂正します(4/6/2026)。家庭用も価格上昇は避けられません。また原材料高騰等に伴う店頭商品の入荷の乱れや数量減少の可能性があります

Step 1.トランプ関税の影響

2026年1月1日、米国通商代表部(USTR)は301条に基づき、中国製の医療用グローブに対する関税を100%(一部110%)へと引き上げる措置を断行しました
この結果、米国の巨大医療法人やディストリビューターは、これまで安価に調達していた中国産を捨て、代替供給源としてマレーシア産へ一斉にシフトしました
マレーシア・ゴム手袋製造業者協会(MARGMA)の関係者によれば、2026年第2四半期(4〜6月)の生産枠の約85%が既に北米市場向けに予約済みであり、日本を含むアジア諸国向けの割り当ては「残余分」に過ぎない状況となっています
いっぽう、日本は中国からニトリル手袋を輸入することができます
しかし中国からの輸入には一定の制限事項があります。詳しくは3.へ

Step2.イラン情勢による原油とナフサの調達障害

現在は、「ナフサ」の品薄からグローブの主原料であるニトリル・ブタジエンゴム(NBR)の価格が上昇し、「石油」の品薄から製造と運搬にかかる経費の上昇が起きています。
そのため現地メーカー、主にマレーシアですが、契約価格に「エネルギー・サーチャージ」を上乗せした価格を提示します
日本は「価格」よりも「納期」の確保を優先:現在は「安く買う」時期ではありません。長期契約による枠の確保が最優先されます
なお、日本ではほぼ製造していないため、国内のナフサ不足に影響されません
なお、天然ゴム(ラテックス)への回帰はアレルギー問題があるためお勧めではありません

Step3.中国からの輸入における障壁

日本は中国からニトリル手袋を輸入することができます。ただし、用途(医療用、食品用、一般雑貨用)によって、日本の法律に基づいた手続きや規制が異なります。つまり、医療用と食品用は日本側の法律によって急に輸入量を増加するのが難しい場合があります。半導体製造用の場合は、クリーンルーム規格: 製造用手袋は「パーティクル(微粒子)」「イオン残留物」「シリコンフリー」などの厳しい基準(ISO規格)を満たす必要があります。中国の工場がこれらの仕様を維持したまま、現在の混乱下で安定供給できるかの確認が不可欠です。また、最終的な使用先が軍事に関連するとみなされる半導体メーカーや研究機関である場合、中国側から輸出許可が下りない、あるいは手続きが極めて厳格化されるリスクがあります。具体的には2026年2月以降、三菱造船など一部の日本企業が「輸出規制対象リスト」に加えられており、これらの企業への(あるいはこれらの企業を通じた)供給は禁止されています

Step 4. 短期予測

医療現場では、すでに値上げや供給制限のお知らせがきていることと思われます。どうしてもニトリル手袋でなければいけないシーンに使用を限る。代替品を利用する際のご参考の表と動画を置いておきます

ラテックスはアレルギーがあるのでお勧めしていません



以上です

おむつやペットシーツなども大幅な値上がりや品薄が予想されます
皆さまが困らないことを願います

#ニトリル手袋







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