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トカラ列島群発地震         政府地震調査委員会による解析   

おはようございます

鹿児島県十島村では14日も地震が相次ぎ、2025年07月14日8時32分頃のM4.2の地震により悪石島で震度4を観測しました
6月21日以降で2,000回以上の地震が発生しています

十島村は12の島々のトカラ列島からなります
過去にも、1968年、1972年、1975年、1981年、2000年、2016年、2021年に群発地震が繰り返されています

下図は最近2週間に発生したM4.0以上の地震です
地震の円の大きさがマグニチュードを、色が深さを表します 

2025/7/1 〜 2025/7/14

はじめに

今回の群発地震はユーラシアプレート内で起きている


7月2日 & 7月9日の政府地震調査委員会による  「トカラ列島近海の地震活動の評価」から抜粋


1️⃣ トカラ列島近海群発地震は大きく2つに分けられる

トカラ列島の悪石島(あくせきじま)から宝島にかけての領域では、6月 21 日 から地震活動が活発になり、7月2日以降は大局的には東側 西側の領域に分かれる
東側の領域では、6月 21 日から地震活動が活発になり、6月 26 日頃に一度低下したものの、再度活発化した。7月3日 16 時 13 分にはマグニチュード(M)5.5 の 地震(深さ約 10 km)が発生し、悪石島で最大震度6弱を観測した。この地震の発震機構は北北西-南南東方向に張力軸を持つ横ずれ断層型である。この領域の地震 活動は現在も活発な状態が継続している。
西側の領域では、7月2日頃から地震活動が活発になり、7月2日 15 時 26 分に 今回の一連の活動のうち最大規模の地震(M5.6)が発生し、小宝島で最大震度5弱 を観測した。この地震の発震機構は北北東―南南西方向に張力軸を持つ正断層型で ある。この領域の地震活動は現在低調である。

トカラ列島近海の地震活動の評価 7月9日 p7

2️⃣ 発震機構

地震の発震機構とは、地震が発生した際に、地下の断層がどのように動き、どのような力によって地震が発生したのかを示すものです。具体的には、断層の向きや傾き、ずれの方向などを表します

これらの地震の発震機構(CMT解)は、1と 7と8は北北西-南南東方向に張力軸を持つ 横ずれ断層型で、2は北北東-南南西方向に 張力軸を持つ正断層型で、3は北西-南東方向に張力軸を持つ正断層型で、4と5は北北西-南南東方向に張力軸を持つ正断層型です

言い換えますね。
7月3日 16 時 13 分にはマグニチュード(M)5.5 の 地震(深さ約 10 km)が発生し、悪石島で最大震度6弱を観測した。この地震の発震機構は北北西-南南東方向に張力軸を持つ横ずれ断層型です(東側の地震)
7月2日 15 時 26 分に 今回の一連の活動のうち最大規模の地震(M5.6)が発生し、小宝島で最大震度5弱 を観測した。この地震の発震機構は北北東―南南西方向に張力軸を持つ正断層型です(西側の地震)

トカラ列島近海の地震活動の評価 7月9日 p3


3️⃣ 群発地震の途中で宝島、小宝島、悪石島に大きな地殻変動


7月2日より前は宝島と小宝島は同じ方向に動いていました

宝島 (BQ1I) 東北東へ1.5cm
小宝島 (BQ1J) 北東へ5.2cm
悪石島 (BQ1K) 西南西へ1.3cm
地震調査委員会 令和7年7月9日 東北大学資料

ところが7月2日に震度5弱の地震が3回起きた後に宝島と小宝島は別々の方向に大きく移動し、わずか3日間で宝島と小宝島は約10cm 離れました

宝島 (BQ1I) 南へ3.5cm
小宝島 (BQ1J) 北北西へ6.0cm
悪石島 (BQ1K) 南西へ0.8cm
地震調査委員会 令和7年7月9日 東北大学資料

以上は東北大学の太田雄策教授が衛星からの位置情報を利用したGNSS のデータで解析した結果です。太田教授によるとこの原因は断定はできないものの、マグマなどの流体が地面を押し広げている可能性や、断層が時間をかけて動くゆっくり滑りが起きている可能性を指摘しています

4️⃣ 宝島と小宝島が動く前に起きた群発地震を考える

上の表にある7月2日に起きた地震のうち大きいもの4つを見ると、15時26分M5.6 は深さ1km、16時17分M5.0の地震は深さ4kmと非常に震源の位置が浅いです。またこの2つの地震は発震機構も類似しています。

地表に近い浅い場所の断層が地震でズレて、宝島と小宝島は10cm離れたのではないでしょうか?

↑ 素人の意見です。恐縮します

そして、「何回にも分けて地震が起きているせいで、壊滅的な被害をもたらす大地震の発生には(まだ)なっていない」のでは?
↑ 素人の意見です。(まだ)を消したいですね。(まだ)

気象庁が計算してくれた4つの地震の発震機構を下図に並べます

右側の上下は、15時26分M5.6 は深さ1km、16時17分M5.0の地震は深さ4kmと非常に震源の位置が浅いです。またこの2つの地震は発震機構も類似しています

5️⃣ ここまでのまとめ

トカラ列島近海の地震はユーラシアプレート内で起きている
ここは、上に奄美海台が載っているフィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込むことでプレート間に歪みがたまる。さらに、トカラ列島よりも中国大陸側の海底は沖縄トラフという名前ですが、ユーラシアプレートです。沖縄トラフは年々拡大している。このため沖縄トラフは大陸の側からトカラ列島近海のユーラシアプレートを押していると考えられている。
今回、さらに群発地震の中に非常に震源が浅いものが多く、下から上昇してきた流体が断層を作用して地震が起きている

6️⃣ 地震を引き起こしている下から上昇する流体はマグマではないか?と予想されています

資料:
トカラ列島近海の地震活動の評価(令和7年7月9日公表)
トカラ列島近海の地震活動の評価(令和7年7月4日公表)


7️⃣ 南海トラフ地震と関係ないと言われる根拠

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✳️ マグマは噴火するのか?断層は?次号に続きます


火曜日。

様々に努力されている皆さまへ尊敬と感謝の気持ちをおおくりします


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