これくらいは身に付けておきたい「フェイクニュース時代の科学リテラシー超入門」
サイエンス作家が書いた超入門書だけあって,とてもわかりやすい.中学生や高校生が読むと,とてもいいと思う.偽科学に騙される人も読むといいけどそういう人は読まないのだろうな.もちろん書かれてあることは至極当然のことばかり.
フェイクニュース時代の科学リテラシー超入門
竹内薫,ディスカヴァー・トゥエンティワン,2024
そもそも科学って何?については,本書では,反証可能性を科学の基本条件と見做した科学哲学者カール・ポパーの見解に倣っている.反証可能性とは「ある言明が観察や実験の結果によって否定あるいは反駁される可能性をもつこと」とされ,反証可能であるかどうかで科学か非科学かが決まる.
100%絶対ということはない.
このことを意識できることが,科学リテラシーの第一歩だと思う.みんなが当然だと信じていることも覆る可能性がある.そのとき,自分の知識や意識を更新できる柔軟さを持っていることが大切だ.もちろん,自分の知識が古くなっていくことを理解して,知識を更新し続けることも大切だ.
知識をアップデートしないと,痛い大人になる.
好奇心が大事であることも疑いようがない.なぜ?なに?と何についても知りたいと思えば,勉強もするし,知識も増える.偽科学に騙されることも少なくなるだろう.
あと,専門家に頼ることも大事だ.自称だけの人や,とりあえず何にでもコメントする人ではなく,何かについて研究を継続し,最先端の知識を身に付けている人,そのような人たちの集団の意見は傾聴に値する.間違っても,素人が感情で言い放っていることを鵜呑みにしてはいけない.
目次
はじめに
第1章 科学にまつわる「思い込み」の罠
―「科学的」って何?
第2章 あなたのまわりにひそむ「非科学的」思考
―この情報、もしかして怪しい?
第3章 科学リテラシーを鍛える習慣
―科学とどう付き合っていく?
おわりに
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