あの人は、絶対に選手のせいにしなかった
監督の解任が発表された。
ここに書くのは、戦術の話でも、成績の話でもない。
僕が知っている、あの人のことを書く。
動画では見えない姿
試合後にそそくさと帰る姿が、動画に映ることがあった。
ふてくされている、投げ出している──そう見えたかもしれない。SNSにもそういう声はあった。
でも、あれは違う。
負けたら潔く「すみません」と受け止めて、次に切り替える。
それがあの人のスタンスだった。 メディアの前で言い訳を並べるより、黙って次に向かう。あの人なりの責任の取り方だったと思う。
敗戦後にロッカーに引き上げた後、うなだれる選手の前ではモチベーターのように振る舞い、選手ロッカーから退出した後に大声で怒りと悔しさを爆発させているのを知っている。
フットボールが好きで、陽気で、ピッチにエネルギーが充満してほしいと本気で思っている人だった。
結果が出なかった。だから成績だけが語られて、「クラブを荒らした人」みたいに見えてしまうかもしれない。
でも、そういう人ではなかった。 少なくとも、僕が近くで見てきた監督は。
そのことだけは、ここに置いておきたい。
あの日のハーフタイム
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