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名馬紹介 ディープスカイ

今日は、個人的にとても好きなディープスカイ(2005年生 牡)を紹介します。

◆ 彼のどこに惹かれたか
・とにかく、美しい
先ず、何と言っても綺麗な栗毛の毛色、500kg超の雄大さと言った、抜群の外見です。

・とにかく、鋭い
雄大で美しい馬体から繰り出される、豪快で切れ味鋭い末脚も、また魅力的です。

・とにかく、謙虚
時のスーパースターたちと伝説の一戦を演じるも必ず惜敗し、主役を引き立てる謙虚さという内面を持ち合わせています。

・とにかく、礼儀正しい
引退前の4戦、常に一つ年上の先輩に敬意を持って接し、先輩たちの勝利を演出しました。

・とにかく、穏やか
彼はレース前でも落ち着いています。また、オフタイムでは人懐っこく、サービス精神旺盛です。

・とにかく、可愛い
そんな性格が顔立ちにも現れている、かわいいエクレア顔です。

◆ 彼の戦績
彼の最大の勲章は、NHKマイルと日本ダービーの変則二冠を達成したことです。
変則二冠は、未だにキングカメハメハディープスカイしか成し得ていない偉業です。

もう一つ彼を語る上で、未勝利脱出に6戦かかったことも、度々取りあげられます。
想像ですが、彼は若駒の頃、1番速く走ることに興味がなく、みんなと一緒にワイワイ走るのが楽しかったのだと思います。

◆ 3歳3月の転機
毎日杯で、その後の全てのレースに騎乗することになる四位騎手と、初めてコンビを組みます。
四位騎手に速く走ることの面白さや気持ち良さを、教えてもらったのだと思います。

気のせいかもしれませんが、毎日杯の直前半ばで先頭に立ちそうになった時、一瞬周りを見て脚を止めそうになったように見えます。
四位騎手が促したことで再加速します。その時に初めて、緑の芝の上を全速で疾走することの楽しさを知ったのだと想像します。

◆ 変則二冠
(1) NHKマイル
道中は後方 3番手付近にいます。多くのファンが余りにも後ろ過ぎだと思いました。

当日の府中は稍重馬場で、直線は内側が荒れており、先行した各馬は外側に進路を求めます。ところが、直線を向くと、ディープスカイはポッカリ空いた内側を選択します。

コーナーワークを利して先頭集団にとりつくと、脚元が悪いのを気にせず加速し、最後は流す余裕を見せ、トップでゴールを通過しました。

(2) 日本ダービー
ダービーでも後方 3番手あたりを進みます。
今回は4コーナーを回りながら大外に進路を求めます。
一旦進路を確保すると、そこから豪脚一閃。先を走る各馬をごぼう抜きしました。
その末脚の切れ味、観る者を魅了しました。

また、四位騎手は前年のウオッカに続き日本ダービー2連覇を達成。これは当時、武豊騎手しか達成していませんでした。

短期間で1600mと2400mという全く性格の違うG1レースを連勝することは、とんでもない記録だと思います。
毎年初夏になると、偉業を達成した彼ら2頭のことを思い出します。

◆ 稀代の善戦ボーイ
秋初戦の神戸新聞杯を快勝すると、菊花賞に向かわず、古馬との戦いを選びます。

・ 天皇賞(秋)
初戦は伝説の一戦として語り継がれる秋天です。直線で逃げるダイワスカーレットを、ウオッカと共に追撃しますが、同タイムの 3着でした。

「今日の主役は先輩女子2頭」だと悟って遠慮した気がします。
それでも翌年の秋天とマイルCSを制したカンパニーに先着しており、しっかりアピールはしています。

・ ジャパンカップ
今度はウオッカに先着しました。しかし、スローペースの中、先に抜け出したスクリーンヒーローを半馬身とらえきれず、2着に止まりました。

一つ年上のスクリーンヒーローにとって、唯一のG1制覇を演出しました。

・ 産経大阪杯
4歳になりました。終始彼をマークして進んだ、やはり一つ年上のドリームジャーニーの急襲に遭います。
最後に再び盛り返すも、同タイムのクビ差で敗れました。

・ 安田記念
ウオッカと 3度目の対決となった安田記念も、後世に語り継がれる好レースです。

ディープスカイは完璧な走りを見せてウオッカ封じ込めに成功するも、ウオッカはそれを凌駕する鬼脚を見せて、ディープスカイ以下をねじ伏せました。

・ 宝塚記念
連戦の疲れが出たのか、いつもの末脚のキレが見られず、直線で再びドリームジャーニーにかわされ3着でした。

そして、結果的に、宝塚記念がラストランになりました。

◆ 引退
夏の北海道遠征中に父アグネスタキオンと同じ浅屈腱炎の発症が確認され、そのまま引退となりました。

古馬になってからビッグタイトルを獲得できませんでしたが、変則二冠を達成した彼の戦績が色褪せることはありません。
また、全ての出走レースが素晴らしい戦いで、記録と記憶の両方に残る名馬です。


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