レディスプレリュードの結果 ~ダート初出走初優勝~
キャリア20戦目にしてダートに初挑戦したビヨンドザヴァレーが、大外から差し切りました。
テンカジョウが2着、バスタードサフランが3着と、今回もJRA馬が上位を独占しました。
◆ レース前
単勝人気を見ると、テンカジョウが1.6倍と断トツの人気を集めていました。
人気馬は先行脚質が多く、追い込み脚質のテンカジョウに有利な展開になると予想されていました。
◆ レース展開
テンカジョウが隣の枠に気を取られている間にゲートが開き、とても大きく出遅れるという波乱の幕開けです。
しかし、テンカジョウと松山騎手は後方待機策を採らず、向う正面では大外をまくり、先行集団近くまで一気にポジションを上げました。
向う正面では、前方6頭、後方6頭の2つの集団に分かれ、1~2着馬は前方集団の後方に位置していました。
テンカジョウは3コーナーから外に張り出すのではなく、砂を被ることを厭わず、内側に進路をとります。
4コーナーを回ると、バスタードサフランとフェブランシェが先に抜け出します。その2頭を内側から抜いていったのはテンカジョウです。
あれだけスタートで出遅れたのに、これだけの末脚を残しているとは驚きました。
しかし、残り200mからは、いつもの末脚の切れがみられません。さすがに脚が上がりました。
そこを大外に進路をとったビヨンドザヴァレーが急襲し、最後にテンカジョウをクビ差かわしました。
1着 ビヨンドザヴァレー(5歳牝)
芝でもオープンクラスまで上がり、昨年末のターコイズSで2着、G2の阪神牝馬Sでも4着と好走を続けていました。
しかし、昨日は心機一転ダートに初挑戦し、重賞初優勝を遂げました。昨日の末脚を見ると、彼女はダート適性がありそうです。
なお、彼女は橋口厩舎に属し、主戦は菱田騎手です。これは今春引退したアーテルアストレアと同じチームです。
2着 テンカジョウ(4歳牝)
昨日の主役は彼女です。
あれだけ大きく遅れ、道中で激しく追い上げて脚を使ったのに、直線鋭く伸びます。脚が上がった後は負けん気丸出しで2着に粘ります。
とにかく、その破天荒な走りに驚きました。
スタートさえ普通に切れていれば、快勝劇を演じていたと誰もが思っていると思います。
普通であれば、彼女はJBCレディスクラシックの主役です。
ところが、松山騎手がレース後「けがをして帰ってきたので心配です。無事ならいいのですが」とコメントしています。心配です。
推し馬 アンモシエラ(4歳牝)
4コーナーまでは先頭集団で走っていましたが、直線を向くと最初に失速し、9着に沈みました。
前走のレース後に横山武騎手が「アンモシエラが走ることを拒否している。牝馬がこうなると立て直すのが難しい」と話していた記憶があります。
彼女は1年前のJBCレディスクラシックを制した女王です。
以前の快活な走りをもう一度見たいです。
