Ninh Bình[寧平]省に行ってみた
たまには普通の旅行記も書いてみたい。テト(旧正月)休みを利用して(筆者の職場は2月9日からテト休みに入った)ベトナム北部のNinh Bình[寧平]省を訪れたので、その記録を書いておこうと思う。これから訪れる方の参考になれば幸いである。
Ninh Bình[寧平]省は北部に属するが、ハノイからは南に100㎞ほど行ったところにある。今回筆者はハノイから列車で移動した。テト前なので、行きはテトで帰省すると思しきベトナム人が多かったが、帰りはベトナム人が少なく、西洋人の観光客が目立った。地方出身でハノイで働いているという人は多くとも逆はほとんどいないのだろう。列車は途中でPhủ Lý[府里]市、Nam Định[南定]市という二つの都市で停車しつつ、Ninh Bình[寧平]省の省都があるHoa Lư[華閭]市へ2時間ほどかけて到着する。
1,Bái Dính[沛嵿]寺
筆者が最初に訪れたのはベトナム最大級の仏教寺院、Bái Đính[沛嵿]寺である。文章ばかりでは何なので、ここからは写真を中心に紹介したい。















筆者の撮影スキルの低さもあって、写真ではあまりサイズ感が伝わらないかもしれない。しかし、Bái Đính[沛嵿]寺の見どころは何といってもその破格の規模だろう。昔からこういったサイズだったわけではなく、写真で紹介した建築物などは2003年に建て直したものらしいが、そのことに言及するのが野暮に感じるほどの体験であった。敷地が広大で、山中にあるゆえ階段の昇り降りが多く、全部見て回ると結構な運動量になる。なので、参拝時は汗拭きタオルを持参することを強くおすすめする。2月だというのに結構汗をかいてしまったので、冬以外の時期ならなおさらタオル必須だろう。
2,Cố đô Hoa Lư[古都華閭]
Ninh Bình[寧平]省の省都Hoa lư[華閭]市は、968年から1010年にかけて前黎朝(国号:Đại Cồ Việt[大瞿越])の都が置かれていた場所である。現在の市の中心部からは少し離れた場所に、初代皇帝のĐinh Bộ Lĩnh[丁部領]と二代目皇帝の黎大行[Lê Đại Hành]を祀る祠が建っている。それら遺跡が残っているエリアがCố đô Hoa Lư[古都華閭]と呼ばれており、観光地となっている。












Cố đô Hoa Lư[古都華閭]はそれほど広大な観光地ではなく、ゆっくり過ごしても2時間ほど、急げば1時間程度で全て見て回れると思う。ただ、18時ごろには閉じられてしまうので、余裕をもってスケジュールに組み込んでいただきたい。
3,Tràng An[長安]
Tràng An[長安]はユネスコの世界複合遺産(自然と文化の複合遺産)にも登録されている景勝地である。映画『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)の撮影地にもなった。ボートで川下りするツアーが楽しめる。川下りのルートは3つあり、いずれのルートもかかる時間は2時間半ー3時間程度。複合遺産というだけあって、ルートの途中には寺院なども建っている。その景色はまさに絶景だ。









ボートでの川下りツアーの価格は大人1人30万ドンである。これは現在(2026年2月14日)のレートで1,764円ほど。お金を払う価値は十分すぎるほどあるので、Ninh Bình[寧平]省を訪れたら是非川下りツアーに参加することをおすすめする。
おわりに
いかがだっただろうか。冒頭で述べたとおり、Ninh Bình[寧平]省はハノイから列車で2時間ほど。ハノイから日帰りでも行けなくはないが、主要な観光地を全て巡ろうと思うと早朝からの強行軍になるので、一泊することをおすすめする。なお、筆者は今回Ninh Bình駅(Hoa lư[華閭]市の中心部)すぐ近くのホテルを予約してしまったが、主要な観光地の多くは市の北西部に集中しているため、観光地に繰り出す上でやや便が悪かった。なので、北西部の観光地付近のホテルを利用したほうがよかったかもしれない。
筆者は以前、ベトナムの都市について説明する文章で、「ハノイは東京の機能を持った京都、ホーチミン市は東京の規模を持った大阪」という記述を見たことがある。言い得て妙だと思った。Hoa lư[華閭]市について日本で例えるとすれば、さしずめ奈良にあたるような街と言えるだろう。今後ベトナムに来られる方にはぜひ訪れてほしい観光地である。
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