下等な人間イスを育てる
罰と愛情は、時に同じ形をしている
それを知っている人間は、意外と少ない
自分から求めてしまったが故に
散々、無下に扱われてしまう哀れなお前
お前の欲するものが欲しいなら
私をもっと愉しませてくれないとね
一緒に過ごす時間が経てば経つほどに
身体に増えていく私の跡
そして、私から与えられたもので
少しずつ身体の内側もじわじわと侵食されていく
こうすることでしか
自分を解放できない変態だもの、お前って子は
お前が何度も口にしていた
「僕の居場所はここです。」
じゃあ、その居場所とやらを
とことんその身体で味わいなさい
情けない顔を椅子として使ってもらえる幸福を
私の肉感を顔面で受け止められるという幸せを噛み締めながら
お前は呼吸する自由を剥奪される
苦しげに人のお尻の下で呻き声をもらす椅子
なんて使えない奴
「申し訳ございません。申し訳ございません。」
と、瞳を潤ませて訴えかけてくるから
優しい私はもう一度チャンスを与える
それもゆっくりゆっくりと腰を落として
ちゃんとお前が頑張れるように少しずつ近づいて
濃厚になっていく私の香りを堪能させてあげながら
今度こそちゃんと頑張れるわよね?
こんなご褒美を先にもらえたんだから
私の椅子なら私がいるその腰を上げようと
私の自由でしょ?
それにここはお前が望んだ居場所でもある
「私の下」
それがお前の居場所
それなのに軟弱なお前は苦しさに耐えられない
お前もまだまだね
ちゃんとできなかった罰として冷たい金属でもって痛みを与える
思いきり振り下ろせばずしりと響く冷たい痛み
何度も何度も打ち付けられて
お前の声が涙声になる
出来ないことはちゃんとできるように
これから頑張っていかないとね?
出来の悪いお前でも努力する姿勢を失わない限り
私は見限ったりしないから安心なさい
ここにはお前一人だけじゃない
私も一緒にいるんだから
きっとお前みたいなどうしようもない変態は
少しずつでもゆっくりでもまだまだ成長していけるわ
また会えるのを楽しみにしてる
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