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【ショートショート】該当作梨
『梨田川賞及び梨木賞、該当作梨なし(梨だけに)』というショッキングなニュースは、全国の梨農家に衝撃を与えた。
米不足が深刻化し過ぎて、もう何年も前から日本人の主食は梨に変わり、みんなで切磋琢磨して、一生懸命に梨を作ってきたというのに……。
絶対に、該当作梨があるはずだ。
そこで全国の梨農家は、独自で『梨新一賞』という賞を開設し、全国で一番の梨を選定し、全国の梨農家の意欲向上を図った。
賞の名前は、全国で初めて『ショートショート梨』という、短い期間で作れる梨を発明し、ショートショート梨の神様と呼ばれた『梨新一』氏から取った。
そして見事、第一回梨新一賞に選ばれたのは、鳥取県のとある少年が作った『二十四世紀梨』だった。あの有名な『二十世紀梨』を大幅に品種改良したものだった。
若干十八歳ながら、品種改良に成功した彼は、いつしか『二十四世紀少年』と呼ばれるようになった。
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今週もたらはかに(田原にか)さんの企画、『毎週ショートショートnote』に参加させていただきました!
